『インサイド・ヘッド2』吹替版完成披露舞台あいさつに出席した(左から)村上、横溝菜帆、大竹しのぶ、多部未華子、小清水亜美
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全米はじめ世界各国で6月14日より順次公開され、アニメーション映画史上最速となる19日間で世界興収10億ドル超えの大ヒットとなっているディズニー&ピクサー映画『インサイド・ヘッド2』(日本公開は8月1日)の吹替版完成披露舞台あいさつが2日、都内の劇場で行われた。
【写真】キュートな鮮やかオレンジワンピで登場した多部未華子
イベントには、内気で泣き虫だけど実は誰よりもやさしいカナシミを演じる大竹しのぶ、ライリーが思春期を迎えたことで登場したシンパイを演じる多部未華子、高校入学という人生の転機を控えた頑張り屋の主人公・ライリーを演じる横溝菜帆、いつもモジモジしていて恥ずかしさがMAXになるとフードで顔を隠すハズカシを演じたマヂカルラブリー・村上、ポジティブでハッピーな感情たちのリーダー的存在ヨロコビを演じる小清水亜美が登壇。
2015年に公開された前作『インサイド・ヘッド』に続いてカナシミを演じた大竹は、「(前回のアフレコから)9年も経っていたんですけれど、カナシミの声やその存在は私の体の中にあって、懐かしさを感じながら録音をしました。ちょっと大人になったライリーの感情たちが頭の中で大暴れする、とっても楽しい作品になっているので、始まる前にこういうことを言うと嘘つきじゃないかって思われる場合もあるんですけど、本当に素晴らしい作品だと思う」と、吹替版も会心の出来であることをアピールした。
前作の竹内結子さんからヨロコビ役を引き継いだ小清水は「ものすごいプレッシャーを感じながら、そして大事に大事に演じさせていただきました」と、笑顔であいさつ。
今作から登場する<大人の感情>の一つであるハズカシを演じた村上は「(ライリーは)アメリカの少女の話、日本のおじさんがどれくらい共感できるのかと思っていたら、恥ずかしくて顔を隠したり、テンパったり、って僕でもあることだな、僕はアメリカの少女なのかもしれい」とボケると、会場から拍手が沸き起こり、「いじられました」と恥ずかしそうにする一幕も。
横溝は「ライリーと同世代の方はもちろん、大人の方も共感できる作品になっていると思います。嫌な気持ちになった時、この映画を思い出したら気持ちが楽になるような、自分の人生のお守りになるような、すごく素敵な映画になっていると思います」と話していた。
本作の最重要キャラクターであるシンパイを演じた多部は「すごく強烈なキャラなので、スタッフの方からなかなか共感して演じることができないかもしれないって言われるぐらい、かき乱すキャラクター。でも、出来上がったものを見てこれは誰しも感じたことのある感情だったり、経験したことのある出来事だったり、本当に親世代でも、思春期真っ只中の子でも誰でも共感できる、ぐっとくるシーンがいっぱいあってとても楽しめるんじゃないかなと思いました」と手応えを口にしていた。
イベントでは、【私の「インサイド・ヘッド」】と題して、登壇者各々が“頭の中”の感情を披露。大竹は「ヨロコビ」が大部分を占める中、「カナシミ」「イイナー」「ダリィ」「イカリ」もあるとし、「いろんな感情があって人間かな」と作品を象徴するようなコメントを残し、「ヨロコビのためにシンパイやハズカシやカナシミの感情があるんだと思う。皆さんの心が喜びでいっぱいになることを願っています」と締めくくっていた。
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