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赤尾ひかる&小野賢章、忘れられない夏の思い出 部活&江の島の裏道…『ATRI』インタビュー

07/14 11:00

(左から)小野賢章、赤尾ひかる

 テレビアニメ『ATRI -My Dear Moments-』が13日より放送がスタートした。原因不明の海面上昇によって、地表の多くが海に沈んだ近未来が舞台で、少年と不思議な少女の物語が展開されたが、アトリ役の赤尾ひかる、斑鳩夏生役の小野賢章に作品の魅力や今後の見どころなどを聞いてみた。

【写真】仕事が無かった20代前半…夏の思い出語る小野賢章

――夏生の過去もあって暗い物語かと思いきや、美しい海中や音楽もあり、どこかワクワクする第1話でした。第1話を視聴した時の感想や好きなシーンを教えてください。

【赤尾】 アトリの瞳の輝き、海のきらめき、どこを切り取っても可愛いくて綺麗で、アトリのアホ毛が感情で動くのも可愛いです。1番はやっぱり海の中でキスをするシーンがロマンチックでお気に入りです。

【小野】 やっぱり、アトリを見つけるシーンですね。海の中にお宝があると言って、夏生とキャサリンがタッグを組んでサルベージしに潜って行くんですけど、もとは夏生の祖母、乃音子の家だったところでアトリを見つけるんです。

 ふたりの出会いは物語が始まる重要なシーンですし、海の中で眠っているアトリがすごく神秘的で、夏生がちょっと見入ってしまったりして、出会った時から何か感じるものはあったんじゃないかなって思います。

――「忘れられない夏がやってくる」がキャッチコピーの作品です。お二人の夏の思い出、海での思い出を教えてください。

【赤尾】 部活の夏季合宿です。放送部だったのですが、運動部と謳われるほどガチな部活でした。NHKコンテストに向けて、取材や素材集めをしたり、機材に関する筆記テストがあったり…。OGの先輩たちとの花火大会の夜は楽しかったです!!

【小野】 高校を卒業してからの10代後半から20代前半はとにかく時間があったので、将来の不安だったり、仕事がないもどかしさが強くなった時は、ひとりでバイクに乗って江の島の方に海を見に行っていましたね。

 ひとりで江の島の島内を散歩していたら、島民のおばあちゃんに「島民だけしか知らない近道があるよ」って教えてもらったりとかして、すごくほっこりした思い出があります。本来は山を登って反対側に行くんですけど、山を登らずに反対側に行けるスペシャルな道が、実はあります(笑)。

――アトリの口癖は「高性能ですから!」ですが、ご自身の家庭にもし、アトリがいた場合、何をお願いしたいですか? 毎日朝食を作ってほしい、部屋の掃除をしてほしい…などなど、一つ教えてください。

【赤尾】 高性能すぎて手間を増やしてくれそうなので、家事は…やってほしくないですね笑 お買い物に行く時とかに隣にいてくれたらすごく楽しそうです!

【小野】 そうですね、掃除してほしいんですけど、なんか逆に散らかりそうな気がするので…マッサージをしてもらいたいです(笑)。台本チェックだったり、何かしら画面を見ていることがとにかく多いので、結構首や肩がガチガチなんです。それを、あの高性能でパワーもある良い具合の指圧で、マッサージしてほぐしてもらいたいです(笑)。

――アトリと出会い、夏生の心にどのような変化が起きるのか?など、第2話以降の展開が気になります。今後のストーリーの見どころや、アニメ内で注目してほしいポイントがあれば教えてください。

【赤尾】 夏生さんとアトリの心の通わせようとするお互いのスピード感を堪能してほしいです! そして、アトリが何気なく言っているあの言葉、今後の展開に大きく関わってきます。細かいところにもぜひ注目してみてください!

【小野】 1話の段階では、夏生はかなり消極的というか、いろんなことに諦めてしまっているようなところが見受けられると思います。それがアトリと出会うことによって、どういう風に心情が変化していくのかは、見ていただきたいポイントです。

 また、キャサリンだったり水菜萌だったり、アトリや夏生以外にも魅力的なキャラクターが今後どんどん登場するので、そこも注目してほしいです。不自由な生活の中で、どこに、何に対して希望を見出して生きていくのか、問題を解決していくのかを、みなさんに見届けていただきたいと思います。応援よろしくお願いします!

■『ATRI -My Dear Moments-』ストーリー
原因不明の海面上昇によって、地表の多くが海に沈んだ近未来。幼い頃の事故によって片足を失った少年・斑鳩夏生は、都市での暮らしに見切りを付け、海辺の田舎町へと移り住んだ。身よりのない彼に遺されたのは、海洋地質学者だった祖母の船と潜水艇、そして借金。夏生は“失った未来”を取り戻すため、祖母の遺産が眠るという海底の倉庫を目指して潜る。そこで見つけたのは、棺のような装置の中で眠る不思議な少女―アトリ。彼女は、人間と見紛うほどに精巧で感情豊かなロボットだった。海底からサルベージされたアトリは言う。「マスターが残した最後の命令を果たしたいんです。それまで、わたしが夏生さんの足になります!」

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