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京都アニメーション事件『志を繋ぐ碑』宇治市に建立・披露 故人36人の志が“未来へ飛翔”【碑文・全文】

07/14 12:00

京都アニメーション『志を繋ぐ碑』
(C)ORICON NewS inc.

 京都アニメーション放火殺人事件の発生から丸5年となるのを前に、『志を繋ぐ碑』が京都・宇治市の「お茶と宇治のまち歴史公園」に設置され、13日に設置報告会が開かれた。

【写真】京アニ八田社長らが参加した『志を繋ぐ碑』設置報告会

 2019年7月18日、京都市伏見区にあった京都アニメーションの第1スタジオが白昼にガソリンをまかれて放火され、36人が犠牲になった。

 『志を繋ぐ碑』は、慰霊碑ではなく、亡くなった36人をはじめ、事件に関わったすべての人々の志を繋(つな)ぎ、長く記憶に留める象徴として、制作された。世界中から寄せられた祈りと支援、それらに対する感謝や願いも込められた。

 故人の志を36羽の鳥に託したデザインで、「アニメーションを通じて果てしなく広がる夢」や「私たちの途切れることのない未来への羽ばたき」を表現。東京藝術大学の制作チームが手がけた。

 京都アニメーションが本社を置く宇治市が、関係者らの想いを受け止めて、寄贈を受け、「お茶と宇治のまち歴史公園」に設置を決めた。宇治市は「永くこの歴史公園で皆様に親しんでいただくためにも、献花やお供えはご遠慮いただきますようお願いいたします」とする。

■碑文

夢と情熱を人から人へ

アニメーションを通じて果てしなく広がる夢
1本の線を描くのにも長年培った技術と深い想い
子どもたち、そしてすべての世代に届く確かな映像と物語
ここ、宇治、京都から世界に向けて発信していく
私たちの途切れることのない未来への羽ばたき

この碑は、2019年7月18日、京都アニメーション第1スタジオで発生した事件で亡くなられた36人、一人ひとりの志を36羽の鳥に託し、長く記憶に留めるため、仲間、家族、応援してくださる方々により建立されました。

2024年7月 建立

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