マイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael』(原題)2025年公開決定 Kevin Mazur for Lionsgate
史上最も売れたアルバム『スリラー』を生み出し、数々の偉業とともに語り継がれる“キング・オブ・ポップ”=マイケル・ジャクソン。今なお世代を超えて生き続けるマイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael』(原題)が、2025年に日本で公開されることが発表された。日本ではキノフィルムズ、北米はLionsgate、その他の地域はUniversal Pictures Internationalが配給を担当する。
【動画】マイケル・ジャクソンとジャネット・ジャクソンの貴重映像
日本でも興行収入50億円を超える大ヒットを記録し、全世界で最も興行収入を上げたライブ・ドキュメンタリー『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』から16年。今なお世代を超えて生き続けるキング・オブ・ポップの“ほんとうの物語”が2025年、ついに映画になる。
マイケル・ジャクソン役を演じるのは、マイケルの実の甥であるジャファー・ジャクソン。今回解禁となったファーストルック(画像)は『デンジャラス・ワールド・ツアー』(1992~93年)における「マン・イン・ザ・ミラー」のパフォーマンスを再現したもの。この愛すべき音楽映画のアイコンにふさわしいビジュアルとなっている。
映画では、聡明でありながら複雑なマイケルの人物像を、観客の心を揺さぶる誠実な描写で描く。彼の栄光と悲劇を、その人間的な側面から、公私にわたる葛藤、非難、そしてアーティストとして頂点にいた時でさえも24時間365日メディアに監視され続けたその生き様にいたるまでを映し出す。さらに、映画制作陣がマイケルの紛れもないクリエイティブな才能を捉え、彼の最も記憶に残る象徴的なパフォーマンスを再現。観客は、これまで世界が知ることのなかった、最も影響力のある、先駆的なアーティストの内面を体験することになる。
本作は、国内興収135億円の大ヒットを記録した映画『ボヘミアン・ラプソディ』を手がけたアカデミー賞受賞のグレアム・キング/GKフィルムズとマイケル・ジャクソン財団のジョン・ブランカとジョン・マクレインによって製作。
『トレーニング デイ』『イコライザー』シリーズのアントワーン・フークア監督がメガホンを取り、脚本は3度アカデミー賞ノミネートを果たしたジョン・ローガンが担当した。
そのほかのキャストには、アカデミー賞ノミネートのコールマン・ドミンゴ、ニア・ロング、マイルズ・テラー、ローラ・ハリアーらが主要な役どころで出演するほか、9歳のジュリアーノ・クルー・ヴァルディが幼いマイケルを演じる。先日、無事にクランクアップを迎え、現在編集中とのことだ。
トニー賞を受賞した大ヒットミュージカル『MJ the Musical』は今年で3年目を迎え、ブロードウェイでもソールドアウトが続出する中、現在北米ツアー中。英ロンドンのウェストエンドで今年3月にオープンし、今年後半にはドイツのハンブルクで、25年にはオーストラリアで上演される予定。
また、シルク・ドゥ・ソレイユがプロデュースするライブ・ステージ「Michael Jackson THE IMMORTAL World Tour」と「Michael Jackson ONE」は、それぞれ歴代ツアー・ショーのトップ10とラスベガスのトップ・アトラクションとなっているなど、その音楽は既存のファンのみに広く共鳴しているだけでなく、世界中で新たなファンを獲得している。
■アントワーン・フークア(監督)のコメント
この映画を日本の皆さんにご覧いただける日が待ちきれません。マイケルの音楽とメッセージに対する日本の皆さんの愛は、大きく広がっていくでしょう。
■グレアム・キング(プロデューサー)のコメント
日本におけるマイケルのファンの熱意は常に圧倒的で、今でも私の好きなライブのひとつは、横浜で行われたBad World Tourです。マイケルの衝撃的なパフォーマンスと観客のエネルギーは、この映画において再現したい事のインスピレーションとなりました。キノフィルムズという素晴らしいパートナーを得て感激しています。
■木下直哉(国内配給キノフィルムズ、木下グループ代表取締役社長兼グループCEO)のコメント
映画『Michael』(原題)の配給に携わる事が出来、大変名誉に思います。先日、フッテージ映像を拝見し、興奮が収まりませんでした。マイケルの人気は衰えることなく、彼の人生を描いたこの作品は、日本の観客に受け入れられると確信しております。
関連記事