『ゴジラ 4Kデジタルリマスター版』ジャパンプレミアの様子
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映画『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督、初代ゴジラ造形助手を務めた鈴木儀雄氏らが3日、都内で行われたイベント『ゴジラ 4Kデジタルリマスター版』ジャパンプレミアに登場した。写真撮影では、サプライズで歴代の『ゴジラ』関係者41人が集まり会場を盛り上げた。
【写真】伝説のゴジラ造形助手!90歳目前の鈴木儀雄 歴代関係者41人の集合ショット
1954年に初めて姿を現して以来、日本のみならず世界中を魅了し、衝撃を与え続けてきた怪獣「ゴジラ」。鈴木氏はあいさつで「歳をとって、あと2年で90歳になります。僕は19歳の時に最初のゴジラの製作に参加させていただきました」と告白。
貴重な初代トークが展開され、「多摩美術大学の彫刻科1年生だったのですが、同級生の“円谷よしおくん”が『おじさんがゴジラという映画を作るというから、そこに行ってみたら?』と言われて、紹介状を書いてもらいました。そして、アルバイトをしたいと言ったら、(特殊技術の)円谷英二さんが『そっか、そっか』と受け入れてくれました」と打ち明けた。
初代のゴジラスーツ1号目は重くて動きづらかったことから、役者からクレームがあったそう。「役者さんが中に入るのですが、重くて動かない。『芝居ができない!』と言うのですが、偉い人には言えないわけで俺を捕まえて殴るわけです」と笑わせると、山崎監督らは「70年前のことですよ!時代ですね~」と慌ててフォローした。
怪獣特撮の現場での苦労は「役者が一番大変だったと思います。撮影はたくさんライトがあるのでスーツの中は暑い。中は汗だくで、足元は汗の水でじゃぶじゃぶ。『ほらっ!』と、それを見せてきましたよ」と苦笑いしていた。
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