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SEKAI NO OWARI、映画『少年と犬』主題歌を担当 最新予告映像&本ポスターも公開

01/23 04:00

映画『少年と犬』(3月20日公開)
(C)2025映画「少年と犬」製作委員会

 今年、デビュー15周年を迎える男女混合4人組バンド・SEKAI NO OWARIが映画『少年と犬』(3月20日公開)の主題歌を担当することが明らかになった。楽曲に乗せて出逢いと別れが描かれた感涙の最新予告映像と本ポスターが公開された。

【動画】映画『少年と犬』最新の予告映像

 映画は、馳星周が2020年に発表し、第163回直木賞を受賞した、実話をもとにした同名小説(文春文庫)が原作。大切な人に会うために岩手県釜石からさまよってきた1頭の犬“多聞(たもん)”の奇跡の物語。道中で出会い、別れるさまざまな人々との心の交流を描く。俳優の高橋文哉と西野七瀬が初共演でダブル主演を務める。

 主題歌のタイトルは「琥珀」。ピアノ、弦とオーボエの演奏で構成されたシンプルなアレンジの中に優しくも力強いメロディと歌詞が響き、聞く人にさまざまな感情を想起させる。

 オファーを引き受けた際、Fukaseの頭に浮かんだのは、SEKAI NO OWARIの活動以前からFukaseの友人であり、新世界リチウムのベーシストでもあった千葉龍太郎さんが聴かせてくれた楽曲。その後、千葉さんは事故で他界し、その曲は未完成となっていた。今回SEKAI NO OWARIは、Fukaseの友人が残したそのメロディに新たなメロディを加えて、歌詞を書き、「琥珀」を完成させた。

 Fukaseは「この曲は僕の友人との共作です。10年近く前にこの曲のデモを聴かせてもらってから、誰の手元にもこの音源はなく、僕の頭の中だけに残り続けました。まだ完成していなかったこの曲に新しいメロディをつけて琥珀という名前を付けました。多聞のように想いをつなげるモノになっていれば幸いです」とコメントを寄せている。

 主題歌を聴いて高橋は「学生の頃によく聴かせていただいていたSEKAI NO OWARIさんに、この映画のために主題歌『琥珀』を書き下ろしていただけたこと、本当にうれしかったです。『琥珀』は映画の世界観とリンクしていて、楽曲にかけるFukaseさんの想いと僕らが作品にかけた思いが交差しているような不思議な感覚でした。映画館で皆さんに今作を観ていただいて、『琥珀』がかかった時に歌詞が脳につきささる体験を、ぜひ劇場でしていただけたらうれしいです」。

 西野も「SEKAI NO OWARIさんの楽曲はお仕事に行く前によく聴いていた思い出があります。『琥珀』を聴いた時、優しい音とFukaseさんの繊細な歌声が薄いガラスのような、泡がゆっくりと漂っているような、そんなイメージが頭の中に流れてきました。作品の雰囲気にぴったりな柔らかい音楽で、私も毎日聴いています」とコメント。

 平野隆 プロデューサーは「『琥珀』を初めて聞いた時思わず涙がこぼれてしまいました。美羽(西野七瀬)が和正(高橋文哉)を想う気持ちと、Fukaseさんが千葉龍太郎さんを想う気持ちが重なり深く胸に刺さりました。映画と主題歌で “貴方の心に溶けている消せないもの“ を感じていただければと思います」と、エンドロールまで余韻たっぷりに作品の世界に浸ることができる楽曲を絶賛している。

 最新予告映像では、震災で職を失い犯罪に手を染めてしまった和正(高橋)と、罪を犯し秘密を抱えて生きる美羽(西野)、人生に希望を失っていた2人が、「多聞」と出会ったことで“まっとうに生きよう”と必死にもがいている姿を主題歌の「琥珀」が温かく包み込み、感動作を予感させる。

 また、本日より“犬”との思い出エピソードを募集する「わたしと犬キャンペーン」を開催。『わたしと犬の「絆の話」』『わたしと犬の「感動した話」』『わたしと犬の「忘れられない話」』など皆さまと“犬”との思い出エピソードを募集する。「#わたしと犬キャンペーン」のハッシュタグを付けてX、Instagramで投稿または公式サイトのキャンペーンページから参加を呼びかけている。

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