ROSE & Bruno Mars「APT.」(ワーナーミュージック・ジャパン/10月18日配信開始)
24/12/9付(24/11/25~12/1)ストリーミングTOP100内の週間総再生数は2億9635.0万回(先週比0.4%減)、TOP500内では6億4563.7万回(同0.5%増)となった。TOP500に初登場したのは25作(先週14作)、そのうちTOP100入りは3作(先週3作)だった。
【グラフ】アーティスト別TOP500合計再生数とランクイン楽曲数の推移
【TOP10 動向】
■「APT.」4週連続1位&1000万回超え ミセス新曲7位初登場
BLACKPINKのロゼがブルーノ・マーズとコラボしたROSE(E=アキュートアクセント付き)& Bruno Mars「APT.」(週間再生数1312.1万回/先週比19%増)が「オリコン週間ストリーミングランキング」で4週連続1位を獲得した。同ランキングで海外アーティストが4週連続1位を獲得するのは、2021/8/16付のBTS『Permission to Dance』以来、3年4ヶ月ぶりとなった。ロゼとブルーノ・マーズは、11月22日に京セラドーム大阪で開催されたK-POP授賞式『2024 MAMA AWARDS』にそろって出演。「APT.」のステージ映像を初公開するなどして反響を呼び、4週連続での週間再生数1000万回突破、累積再生数を6279.1万回に伸ばした。
TOP3の顔ぶれは変わらず。4週連続で2位はCreepy Nuts「オトノケ - Otonoke」(週間再生数958.1万回/先週比3.6%減)。TOP3入りは10/21付から8週連続で、累積再生数を7596.1万回とした。5週連続で3位はMrs. GREEN APPLE「ライラック」(週間再生数878.6万回/先週比2.6%減)。累積再生数は3億4100.3万回となった。
4位は先週から1ランクアップしたaespa「Whiplash」(週間再生数665.5万回/先週比5.9%増)、5位(先週4位)はAKASAKI「Bunny Girl」(週間再生数603.4万回/先週比4.1%減)、6位(先週8位)は『現代用語の基礎知識 選 2024ユーキャン新語・流行語大賞』でトップ10入りしたCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」(週間再生数568.3万回/先週比3.5%減)と続いた。
7位にはMrs. GREEN APPLEの新曲「ビターバカンス」(週間再生数554.1万回)が初登場。TOP20内で唯一の初登場作品となった。同曲は、12月20日公開の映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』の主題歌として書き下ろされた。同日付「週間デジタルシングル(単曲)ランキング」では1位に初登場した。
8位(先週7位)はこっちのけんと「はいよろこんで」(週間再生数541.1万回/先週比8.6%減)、9位はCUTIE STREET「かわいいだけじゃだめですか?」(週間再生数522.8万回/先週比3.8%減)、10位はOmoinotake「幾億光年」(週間再生数518.6万回/先週比1.6%減)となった。
アーティスト別TOP500合計再生数の上位30組のうち、前週を上回ったのは12組(先週11組)。そのうち、ROSE & Bruno Marsが来日効果もあってか19%増、11月29日にテレビ朝日系『ミュージックステーション』、11月30日に日本テレビ系『ベストアーティスト2024』に出演したNewJeansが14.5%増となった。
【上位トピック】
■BIGBANG3人が大阪で初披露「HOME SWEET HOME」が急上昇20位
G-DRAGON, SOL(from BIGBANG)&D-LITE「HOME SWEET HOME(feat. TAEYANG & DAESUNG)」が、先週比約6.5倍となる週間再生数399.7万回を記録し、439ランクアップの20位に急上昇した。11月22日にリリースされると、翌23日に“K-POP界のキング”ことG-DRAGONが大阪・京セラドーム大阪で開催されたK-POP授賞式『2024 MAMA AWARDS』に出演。7年ぶりの新曲「POWER」のパフォーマンスに続いて、「HOME SWEET HOME(feat. TAEYANG & DAESUNG)」のイントロが流れ出すと、TAEYANG(SOL)とDAESUNG(D-LITE)が合流するサプライズで、観客のみならずSEVENTEENら出演者も興奮する一大ハイライトとなった。YouTubeにアップされたこのステージの模様は、2700万再生を突破する反響を呼んだ。
■GEMN(中島健人・キタニタツヤ)初の1億回突破
中島健人とキタニタツヤの2人組ユニット・GEMN(ジェム)の「ファタール - Fatal」(7月4日配信開始)が、週間再生数279.5万回(先週比3.1%減)で36位にランクイン。累積再生数は1億40.3万回となり、初の累積再生数1億回を突破した。テレビアニメ『【推しの子】』第2期オープニング主題歌となった本作は、7/15付週間ストリーミングランキングで33位に初登場。翌7/22付では本作最高位となる6位に上昇した。7/15付~12/9付現在まで22週連続でTOP50入りしている。
中島は「再生1億回という数字に中島健人は驚いてます。笑 まだ実感はないのですが、多くの方に届けられていることに感動しておりますし、関わっている全ての方に心から感謝しています。タイムズスクエアの広告にGEMNが出た時は驚きでしたし、海外のお仕事の際には『ファタール』を通して声をかけてもらうことが多くなり、『【推しの子】』のパワー、そして日本のアニメソングの力強さも感じました」とコメント。
「ファタールは良い仲間と良い時間を引き寄せてくれて、予測できなかった青春をGEMNからもらっています。この青春がこの先も続くとうれしいです。ね、GEMNの子たち。キタニティー(キタニタツヤ)ありがとう。これからも。そしてアイちゃん(『【推しの子】』の登場人物)、少しは恩返しできたかな?」とメッセージを寄せている。
一方のキタニも「中島健人とキタニタツヤにどんな曲をぶつけたら一番面白いだろうかという悩みに心血を注いだので、世の中の方にこれほど楽しんでいただけてうれしい限りです」と喜んでいる。
■マルシィ「ラブソング」自身初の累積1億回突破
3人組ロックバンド・マルシィの「ラブソング」(2023年9月27日配信開始)が週間再生数113.8万回(先週比0.7%増)で168位にランクイン。累積再生数は1億62.4万回となり、自身初の累積再生数1億回を突破した。
Z世代を中心に人気のマルシィは、福岡県出身のバンド。吉田右京(Vo/Gt)、shuji(Gt)、フジイタクミ(Ba)の3人で構成される。ストレートなラブバラード「ラブソング」は、2023/10/9付週間ストリーミングランキング445位に初登場。12/11付で本作最高位となる20位にランクインしたほか、通算25週でTOP100入りした。来年4月12日には自身初となる東京・日本武道館公演も決定している。
ボーカルの吉田は「1億回というのは僕たちも想像もしていなかった数字でした。たくさんの方が聴いてくださっているというのが僕たちにも伝わっていてそれがすごくうれしく思っています」とコメント。「僕たちとしてもすごく自信をもってリリースした作品なので、それが多くの方へ広がって、初めてマルシィを知ってくださった方にも聴いてもらえてうれしく思っています」と喜びのコメントを寄せた。
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