最大震度5弱を観測した13日の地震で、気象庁は南海トラフ巨大地震臨時情報を出し、調査を開始した。政府は災害前にできることとして、水や食料の備蓄を確認するほか、家具の置き方を工夫するなど、非常時への備えを呼びかけている。
首相官邸ホームページ(HP)によると、飲料水は1人1日3リットルが目安。米や板チョコ、乾パンといった非常食、ティッシュペーパーやマッチ、カセットこんろなどの日用品を用意する。
飲料水とは別に、生活用水も必要になる。水道水を入れたポリタンクを用意する、風呂の水をいつも張っておくなどの備えをする。
家具は転倒を防ぐため壁に固定する。倒れた場合に出入り口をふさがないよう配置を工夫する。割れたガラスでけがをしないようスリッパや靴を近くに準備し、懐中電灯、救助に来た人に自分の位置を知らせる笛も重要だ。
実際に災害が起こった際に慌てないよう、自治体HPや国土交通省のハザードマップから、避難場所や避難経路を事前に確認しておくことも必要となる。