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【コトバのチカラ】「どこの場所でも常に挑戦する気持ちは変わらない」野球 青木宣親さん

2018年1月1日

インタビューに答える青木宣親選手

「どこの場所でも常に挑戦する気持ちは変わらない」

 -昨年6月のエンゼルス戦で日本選手7人目となる日米通算2千安打を達成した。

 打った瞬間はファンに喜んでもらい、幸せだった。その後は、多くの方に祝福してもらい、さらに自分は頑張らないといけないという気持ちになった。

 -プロ14年目での達成だが、どのように感じているか。

 最後の方はちょっと時間がかかったが、それまでは安打を重ねてこられた。頭部への死球による脳振とうの後遺症とか、ちょっと響いたかな。とは言っても、そういうことはつきものなのでしょうがない。

 -アストロズ、ブルージェイズ、メッツと移籍した。どのような1年だったか。

 トレード、戦力外を言い渡されたその日は残念だったが、自分は切り替えが早い。前向きに次で頑張るしかないと思って、悩んでいる暇はなかった。2千安打、投手も経験でき、いろいろあったが楽しい1年だった。

 -2017年は打率2割7分7厘、93安打の結果だったが、どう捉えているか。

 例年通りの結果。数字的には変わらないが、内容を見れば今年は良かった方だと思う。体の状態も良く、まだまだやれる。

 -昨年3月にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表として3度目の出場を果たした。

 一緒に過ごした期間が短く難しいかなと思ったが、とにかくチームが勝つために何が必要か、自分が感じたことを伝えた。経験のある選手も多く、プロ集団という感じがした。

 -米大リーグと日本の違いは。

 いっぱいある。まったく違う競技をやってるようなもの。投げる球や考え方、雰囲気とか。

 -その米大リーグに挑戦するきっかけは何だったのか。

 大学時代に出場した米国であった日米大学野球。米国に行かなければ選択肢になかった。後は時代の流れかな。野茂(英雄)さん、イチローさん、松井(秀喜)さんら活躍する先輩をテレビで見てメジャーを身近に感じ目指すようになった。

 -新シーズンに向けひとことを。

 どこの場所でも常に挑戦する気持ちは変わらない。そういう気持ちがなくなったら引退だと思う。早く球団が決まるといいが、どこのチームになるかまだわからない。決まった球団で結果を出すだけ。

 -昨秋の九州高校野球大会で富島が準優勝し、延岡学園も4強入り。今春の選抜野球への出場が有力だ。

 うれしい。延岡学園はよく甲子園に出ているが、富島は地元なのでびっくりした。選手たちが頑張ったからこそ。甲子園に行っても頑張ってほしい。必ずやれる。
 (日向市のサンドーム日向で)

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