型はまらず常識覆す
「型にはまらない、常識を覆すレースがしたい」。そんな思いで男子50キロ競歩に打ち込む川野将虎(まさとら)選手(旭化成)。スピードを生かしたレースを展開し、東洋大時代の2019年秋には、日本記録(3時間36分45秒)を樹立した。
日向市出身。2歳の頃に移り住んだ静岡県で高校まで過ごし、大学も関東だったが、旭化成陸上部には「小さいころから憧れていた」という。代表決定から約1年8カ月、スピード強化や暑さ対策に取り組んできた。「最大限の力を発揮し、世界の強豪に挑戦する」と力強く誓う。
【写真】男子50キロ競歩で3時間36分45秒の日本新をマークした川野将虎選手=2019年10月、山形県高畠町