感謝を胸に上位照準
男子20キロ競歩の池田向希(こうき)選手(旭化成)は東洋大で一気に力を伸ばした。浜松日体高(静岡)での実績は乏しく、マネジャー兼務で入部。そこからひたむきに努力を重ね、2018年の世界チーム選手権で金メダル。20年の全日本能美大会を制し、五輪切符を手にした。
同じ東洋大出身で、旭化成に同期入社した50キロ競歩代表の川野将虎選手と、共に練習。コロナ禍の自粛期間は2人でヨガを始め、柔軟性やバランスを整えた。「支えてくれる方々への感謝を力に変え、上位に入りたい」と闘志を燃やす。
【写真】東洋大で力を伸ばし、男子20キロ競歩代表をつかんだ池田向希(旭化成)=2020年9月、新潟市デンカビッグスワンスタジアム