[駅伝]第67回南九州駅伝大会
2013年2月4日
■小林高A気迫リレー 国分自2位、京セラ3位
第67回南九州駅伝競走大会は3日、えびの―都城市の7区間61・25キロで争われ、昨年末の全国高校駅伝7位入賞のメンバーが中心の小林高Aが3時間12分9秒で優勝した。小林高Aは過去の高校、クラブ対抗の部を含め、12大会ぶり38度目の栄冠。
小林高Aは1区の出遅れを、3区広末卓の快走などで盛り返して優勝争いに浮上。最終7区で森湧暉が首位京セラ鹿児島との15秒差を逆転した。
6度目の頂点を目指した国分自衛隊(鹿児島)が2位。3位京セラ鹿児島、4位大牟田高(福岡)、大会連覇を狙った第一工大A(鹿児島)は5位に終わり、6位は諫早高A(長崎)だった。
閉会式では6位までを表彰。小林高Aに優勝旗や賞状が贈られた。躍進賞は本県のWILL CLUBが獲得した。
※スタート時(午前10時)の気象条件=晴れ、気温6・3度、北西の風0・6メートル、湿度79%
小林高Aが、昨年末の全国高校駅伝の快走をほうふつとさせる気迫のレースを見せた。1、2年生中心の布陣で国分自衛隊(鹿児島)第一工大(同)大牟田高(福岡)などの強豪を抑えて優勝。横山美和監督は「全国入賞に満足せず、1位を狙う執念を見せてくれた」と満足そうに話した。
1区で12位とつまずいたが、3区の広末卓が意地を見せる。2週間前の都道府県対抗男子駅伝1区で46位に沈んだ1年生は、「県民を敵に回したようで責任を感じていた。結果を残そうと必死だった」と序盤から飛ばし、6位から2位へ浮上。チームメートを奮い立たせた。
都大路は12年ぶりの入賞に向け、たすきに魂を込めた。今回は唯一の3年生で、アンカーの森湧暉主将に笑顔でゴールテープを切ってもらおうと選手が一丸となった。
そんな後輩たちの思いに、森が応えた。「後輩には優勝こそが自信になる。何としても逆転する」。先頭から15秒差の2位で出ると、すぐに追い付き、残り2キロでスパート。横山監督に「3年間の思いが詰まっていた」と言わしめた。
Bチームも12位に入り、今後の成長が楽しみになった。広末は「学年に関係なく切磋琢磨(せっさたくま)してレベルアップし、ことしは全国5位以内を目指す」と力強く話した。
【写真】県勢6大会ぶりの優勝を果たし、気勢を上げる小林高Aの選手たち=3日午後、都城市中央公民館
第67回南九州駅伝競走大会は3日、えびの―都城市の7区間61・25キロで争われ、昨年末の全国高校駅伝7位入賞のメンバーが中心の小林高Aが3時間12分9秒で優勝した。小林高Aは過去の高校、クラブ対抗の部を含め、12大会ぶり38度目の栄冠。
小林高Aは1区の出遅れを、3区広末卓の快走などで盛り返して優勝争いに浮上。最終7区で森湧暉が首位京セラ鹿児島との15秒差を逆転した。
6度目の頂点を目指した国分自衛隊(鹿児島)が2位。3位京セラ鹿児島、4位大牟田高(福岡)、大会連覇を狙った第一工大A(鹿児島)は5位に終わり、6位は諫早高A(長崎)だった。
閉会式では6位までを表彰。小林高Aに優勝旗や賞状が贈られた。躍進賞は本県のWILL CLUBが獲得した。
※スタート時(午前10時)の気象条件=晴れ、気温6・3度、北西の風0・6メートル、湿度79%
小林高Aが、昨年末の全国高校駅伝の快走をほうふつとさせる気迫のレースを見せた。1、2年生中心の布陣で国分自衛隊(鹿児島)第一工大(同)大牟田高(福岡)などの強豪を抑えて優勝。横山美和監督は「全国入賞に満足せず、1位を狙う執念を見せてくれた」と満足そうに話した。
1区で12位とつまずいたが、3区の広末卓が意地を見せる。2週間前の都道府県対抗男子駅伝1区で46位に沈んだ1年生は、「県民を敵に回したようで責任を感じていた。結果を残そうと必死だった」と序盤から飛ばし、6位から2位へ浮上。チームメートを奮い立たせた。
都大路は12年ぶりの入賞に向け、たすきに魂を込めた。今回は唯一の3年生で、アンカーの森湧暉主将に笑顔でゴールテープを切ってもらおうと選手が一丸となった。
そんな後輩たちの思いに、森が応えた。「後輩には優勝こそが自信になる。何としても逆転する」。先頭から15秒差の2位で出ると、すぐに追い付き、残り2キロでスパート。横山監督に「3年間の思いが詰まっていた」と言わしめた。
Bチームも12位に入り、今後の成長が楽しみになった。広末は「学年に関係なく切磋琢磨(せっさたくま)してレベルアップし、ことしは全国5位以内を目指す」と力強く話した。
【写真】県勢6大会ぶりの優勝を果たし、気勢を上げる小林高Aの選手たち=3日午後、都城市中央公民館