第1部 止まらない流出と自然減
2024年1月1日
本県の人口は2030年までに100万人を切るとみられ、人口減をきっかけに社会全体の規模が小さくなる「縮小社会」は避けられない。第1部では県外に流出する若者や、結婚や出産に困難を抱えている人々の姿を追い、人口減を招く要因を探る。
理想の職求め都会へ 少ない選択肢 給与差も
色とりどりのイルミネーションがきらめく東京都心のビル街を、人々がせわしく行き交う。東京都中央区にオフィスがあるITベンチャー企業で、高原町出身の佐々木さくらさん(23)が働き始めて1年目。「仕事にも少しずつ慣れ、休日はカフェ巡りなどを楽しんでいる」と東京での生活を満喫している。
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1.憧れと現実
理想の職求め都会へ 少ない選択肢 給与差も
ITベンチャー企業で働く佐々木さくらさん。希望する仕事を求めて本県を離れる若者は多い=東京都中央区
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縮小社会 第1部
【縮小社会 宮崎の未来図】 | (1)憧れと現実 | 2024年1月1日付 |
(2)安定への疑問 | 2024年1月5日付 | |
(3)Uターンへの難路 | 2024年1月6日付 | |
(4)子育て、医療 | 2024年1月7日付 | |
(5)結婚の壁 | 2024年1月10日付 | |
(6)就職氷河期を経験 | 2024年1月11日付 | |
(7)ためらう決断 | 2024年1月12日付 |