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東日本大震災から13年

2024年3月9日
 壊滅的な被害を引き起こした東日本大震災から13年。気仙沼市の街並みは大きく変わった。カツオ一本釣り漁や被災地支援を通してつながりがある、本県と同市の関係者。それぞれから見た震災や復興の様子、思い、教訓を伝える。

上. 日南の漁師たち


「第二の故郷」復興感慨 カツオ水揚げで後押し

出港に向けて準備する第二十八一丸。東日本大震災の被害を受けた宮城県気仙沼市を振り返りながら話す上山和明船頭=日南市南郷町・目井津港

 「水揚げ作業やここでの生活は震災前とほぼ変わらずにできている。なにもかもなくなった街がここまで復興するとは」。第七十三真海丸=日南市・南郷漁協所属=の中野慎三船頭(42)は、宮城県気仙沼市の今を驚き交じりに語る。「チェーン店やアパートもでき、震災前より発展しているように見える」
 2011年3月11日に発生した東日本大震災。同市だけでも死者・行方不明者1434人(23年8月時点)を数えた未曽有の災害は、日南のカツオ漁師にも衝撃を走らせた。

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