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全国へ感謝の礼状 高原町、支援者に絵はがきも

2011年4月7日
 高原町は、霧島連山・新燃岳(1421メートル)の噴火に伴い義援金や物資を寄せてもらった全国の支援者に、観光地を紹介するポストカードを添えた礼状を送っている。4月末までに住所が判明している約2100件に郵送する。

 町会計課によると、4日現在で全国から義援金は2055件約5100万円。マスクや水、茶などの物資は604件届いている。町は感謝の気持ちを表すために礼状を郵送することを決め、3月中旬から始めている。

 礼状は日高光浩町長が義援金や物資に対する感謝の言葉をしたため、「町が一日でも早く復興の緒につけますよう町民一丸となって頑張る所存」と掲載している。また、町のことを知ってもらおうと国の重要無形民俗文化財に指定されている高原町の祓川神楽や皇子原公園に咲くヒガンバナのポストカード5枚を添えた。

 礼状が届いた人々からは、町に「まさかお礼が届くとは思わなかった」「高原町を訪ねたい」との声も寄せられているという。同課の斉藤和男課長補佐は「義援金や物資を頂いた全国の人にお礼をしたかった。噴火が終息したらぜひ町を訪れてほしい」と話している。

【写真】高原町が支援をもらった人に送っている礼状と絵はがき

■噴火確認されず


 新燃岳は6日、午後9時現在で噴火はなかった。鹿児島地方気象台によると、白い噴煙が火口の縁から最大約100メートルの高さまで上がった。