「互いに頑張ろう」と義援金 東日本大震災で西岳地区
2011年4月6日
霧島連山・新燃岳(1421メートル)の噴火による降灰被害などを受けた都城市西岳地区の住民らは5日、東日本大震災の被災者支援に役立ててもらおうと県共同募金会に義援金約81万円を送った。「同じ被災地として互いに頑張っていこうという気持ちを届けたかった」と住民の思いを込めた。
同地区は霧島連山の麓にあり、1月下旬以降、多い所では5センチ以上の大量の降灰に見舞われ、県内外から駆け付けたボランティアによる灰の除去作業が行われた。今回はボランティアへのお礼も兼ねて支援しようと、地区内11公民館がそれぞれ1戸当たり千円の義援金を呼び掛けたところ、全約800戸のほとんどが協力したという。
同日は市総合社会福祉センターで贈呈式があり、西岳地区自治公民館連絡協議会(坂元和雄会長)の役員ら4人が訪問、降灰被害の大きかった牛の脛公民館の山角一館長が県共同募金会都城市支会の松田豊事務局長に義援金を手渡した。
坂元会長は「新燃岳も今後の先行きが見えず土石流も心配だが、大震災の被害の大きさには言葉も見つからない。一日も早い復興を祈るばかり」と話していた。
【写真】東日本大震災への義援金を手渡す都城市西岳地区の住民ら
■白い噴煙100メートルの高さ
霧島連山・新燃岳(1421メートル)は5日、午後9時現在で噴火はなかった。鹿児島地方気象台によると、白い噴煙が火口の縁から最大約100メートルの高さまで上がった。
同地区は霧島連山の麓にあり、1月下旬以降、多い所では5センチ以上の大量の降灰に見舞われ、県内外から駆け付けたボランティアによる灰の除去作業が行われた。今回はボランティアへのお礼も兼ねて支援しようと、地区内11公民館がそれぞれ1戸当たり千円の義援金を呼び掛けたところ、全約800戸のほとんどが協力したという。
同日は市総合社会福祉センターで贈呈式があり、西岳地区自治公民館連絡協議会(坂元和雄会長)の役員ら4人が訪問、降灰被害の大きかった牛の脛公民館の山角一館長が県共同募金会都城市支会の松田豊事務局長に義援金を手渡した。
坂元会長は「新燃岳も今後の先行きが見えず土石流も心配だが、大震災の被害の大きさには言葉も見つからない。一日も早い復興を祈るばかり」と話していた。
【写真】東日本大震災への義援金を手渡す都城市西岳地区の住民ら
■白い噴煙100メートルの高さ
霧島連山・新燃岳(1421メートル)は5日、午後9時現在で噴火はなかった。鹿児島地方気象台によると、白い噴煙が火口の縁から最大約100メートルの高さまで上がった。