えびの高原県道通行止め解除 客足回復に期待
2011年3月24日
気象庁が新燃岳火口からの入山規制範囲を半径3キロに縮小したことを受け、えびの高原から鹿児島県霧島市に通じる県道の通行止めが23日、解除された。
主要観光ルートの遮断で観光客が激減していたえびの高原だが、観光施設関係者は「ようやく人出が戻る」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。一方、韓国岳(1700メートル)の登山禁止措置については、えびの市は当面規制を続ける方針。
県道小林えびの高原牧園線は規制範囲が4キロに拡大された2月1日以降、一部が範囲内に入るため鹿児島県が通行止めに。えびの高原は鹿児島県側からの来場者が7、8割を占めるとされ、同日を境に観光客が激減していた。
足湯の駅えびの高原の黒木九州男店長は「通行止めで売り上げは7、8割減少していた。花目当ての客が増える春の行楽シーズンを控え、ある程度は客足が戻ってくるものと期待している」と通行止め解除を歓迎した。
一方、登山口から頂上まで規制エリアを外れた韓国岳について、えびの市は入山禁止を当面継続。大浪池経由の登山道を抱える霧島市と足並みをそろえ、来週中にも解除するか結論を出す方針。
えびの市総務課は「風向きによっては(登山中の)噴石被害も考えられ、安全優先で当面は規制せざるを得ない。解除するかどうか、解除した場合の安全面の対応を含め今後協議していく」としている。
【写真】えびの高原から鹿児島県霧島市に通じる県道で規制解除に当たる作業員
主要観光ルートの遮断で観光客が激減していたえびの高原だが、観光施設関係者は「ようやく人出が戻る」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。一方、韓国岳(1700メートル)の登山禁止措置については、えびの市は当面規制を続ける方針。
県道小林えびの高原牧園線は規制範囲が4キロに拡大された2月1日以降、一部が範囲内に入るため鹿児島県が通行止めに。えびの高原は鹿児島県側からの来場者が7、8割を占めるとされ、同日を境に観光客が激減していた。
足湯の駅えびの高原の黒木九州男店長は「通行止めで売り上げは7、8割減少していた。花目当ての客が増える春の行楽シーズンを控え、ある程度は客足が戻ってくるものと期待している」と通行止め解除を歓迎した。
一方、登山口から頂上まで規制エリアを外れた韓国岳について、えびの市は入山禁止を当面継続。大浪池経由の登山道を抱える霧島市と足並みをそろえ、来週中にも解除するか結論を出す方針。
えびの市総務課は「風向きによっては(登山中の)噴石被害も考えられ、安全優先で当面は規制せざるを得ない。解除するかどうか、解除した場合の安全面の対応を含め今後協議していく」としている。
【写真】えびの高原から鹿児島県霧島市に通じる県道で規制解除に当たる作業員