降灰除去法など学ぶ 茶生産者25日まで研修
2011年3月23日
霧島連山・新燃岳(1421メートル)噴火による降灰で県内の茶園が被害を受ける中、川南町・総合農業試験場茶業支場県製茶技術研修センターで22日、生産者対象の技術研修が始まった。県担当者が灰の除去作業の手順を説明するなどして対策の徹底を呼び掛けた。25日まで計165人が学ぶ。
技術研修は、収穫期の4月を前に製茶方法を確認してもらおうと、製茶技術研修センターが完成した昨年に続いて実施。県によると降灰被害は県西部から南部、中部まで941ヘクタール(3月10日現在)に及ぶことから、出荷時に灰を混入させないための注意点を学ぶ場を設けることにした。
22日は65人が参加。県担当者が畑や工場での除去方法を説明した。葉の一部を水に漬けて灰が付着していないか調べる方法も実演し、参加者は真剣に聴いていた。
小林市・小林茶研究会の上別府洋哉会長(55)は高原町の茶園8ヘクタールで降灰があり、除去した。「新芽が出るまで降らないことを祈るしかない。工場に洗浄機械が導入される予定だが使わないですむといい」と噴火がおさまることを願っていた。
このほか、製茶機メーカー担当者による研修もあり、健康ブームで注目されている深蒸し煎茶の製法なども指導した。
技術研修は、収穫期の4月を前に製茶方法を確認してもらおうと、製茶技術研修センターが完成した昨年に続いて実施。県によると降灰被害は県西部から南部、中部まで941ヘクタール(3月10日現在)に及ぶことから、出荷時に灰を混入させないための注意点を学ぶ場を設けることにした。
22日は65人が参加。県担当者が畑や工場での除去方法を説明した。葉の一部を水に漬けて灰が付着していないか調べる方法も実演し、参加者は真剣に聴いていた。
小林市・小林茶研究会の上別府洋哉会長(55)は高原町の茶園8ヘクタールで降灰があり、除去した。「新芽が出るまで降らないことを祈るしかない。工場に洗浄機械が導入される予定だが使わないですむといい」と噴火がおさまることを願っていた。
このほか、製茶機メーカー担当者による研修もあり、健康ブームで注目されている深蒸し煎茶の製法なども指導した。