火山灰でストラップ 小林・陶芸家川路さんら2種類販売
2011年3月22日
小林市の陶芸家らが、新燃岳の火山灰を使用した磁器製のストラップを作製、今月から販売している。益金は全額新燃岳復興の支援や、11日に発生した東日本大震災の被災地に寄付するという。
作製したのは同市細野、陶芸家川路庸山さん(35)と高原町蒲牟田、団体職員吉村司さん(37)。噴火直後から火山灰を混ぜた磁器の試作を続けていた川路さんに、吉村さんが「復興支援のために何かできないか」と相談。若い人にも付けてもらえるよう、おしゃれなストラップを作ることに決めたという。
「磁器は白さが売り。何かを混ぜることはタブー視されていた」と川路さん。しかし、火山灰を混ぜて窯で焼くと灰に含まれる鉄分やケイ素などが浮き上がり光沢を生むようになった。「磁器にはない力強さが出た」と出来栄えに満足げな様子だ。
商品は「新燃きらめきストラップ」で、ハート型と山を表す台形型の2種類。1050円で主にインターネットで販売している。益金は口蹄疫や鳥インフルエンザ、新燃岳被害の復興支援として全額寄付する予定。ストラップのひも付けや包装は高原町の畜産農家など被害を受けた住民に委託し賃金を支払うという。
川路さんは「口蹄疫の時は何もできなかったという思いがあった。古里に恩返しができれば」と話していた。
【写真】ハート型(左)と台形型の2種類のストラップと作製した川路さん。「首や手首、バッグなどに付けてほしい」と話していた
作製したのは同市細野、陶芸家川路庸山さん(35)と高原町蒲牟田、団体職員吉村司さん(37)。噴火直後から火山灰を混ぜた磁器の試作を続けていた川路さんに、吉村さんが「復興支援のために何かできないか」と相談。若い人にも付けてもらえるよう、おしゃれなストラップを作ることに決めたという。
「磁器は白さが売り。何かを混ぜることはタブー視されていた」と川路さん。しかし、火山灰を混ぜて窯で焼くと灰に含まれる鉄分やケイ素などが浮き上がり光沢を生むようになった。「磁器にはない力強さが出た」と出来栄えに満足げな様子だ。
商品は「新燃きらめきストラップ」で、ハート型と山を表す台形型の2種類。1050円で主にインターネットで販売している。益金は口蹄疫や鳥インフルエンザ、新燃岳被害の復興支援として全額寄付する予定。ストラップのひも付けや包装は高原町の畜産農家など被害を受けた住民に委託し賃金を支払うという。
川路さんは「口蹄疫の時は何もできなかったという思いがあった。古里に恩返しができれば」と話していた。
【写真】ハート型(左)と台形型の2種類のストラップと作製した川路さん。「首や手首、バッグなどに付けてほしい」と話していた