避難情報自宅で受信 高原町、土石流対策で無線機貸与
2011年3月18日
新燃岳噴火に伴う土石流などに備えて高原町は、町が発表する避難準備情報などを自宅で聞ける防災行政無線の受信機を避難世帯に無償で貸与する。
町内4河川沿いにある花堂、蒲牟田、北狭野、南狭野、祓川、湯之元、小塚地区の99世帯。国交省九州地方整備局が過去最大雨量を想定して公表した、土石流発生の恐れのある箇所を踏まえて町が指定した。
受信機は東京の無線専門メーカーが寄贈。プラスチック製で高さ14センチ、横22センチ、幅6センチ。持ち運びもできる。
15日あった区長会で、町が避難対象世帯の区長に配布。うち11世帯が対象となる花堂地区では長田常夫区長(72)が各戸を訪れ、設置の仕方や使い方を説明した。
町が避難準備情報などを発表する際は、区長から班長を通じて各世帯に伝わっていたが、無線の設置で町から直接知ることができる。
長田区長は「連絡するよりも早く一斉に伝わることができ、漏れもない。非常に助かる」、受信機を設置した花堂地区の農業坂本修さん(66)は「避難所に持ち運びもでき、情報を知ることができる」と話していた。
【写真】防災行政無線の使い方を説明する長田区長(右)
霧島連山・新燃岳(1421メートル)は17日、噴火はなかった。鹿児島地方気象台によると、水蒸気を含む白い噴煙が火口の縁から最大約100メートルの高さまで上がった。
町内4河川沿いにある花堂、蒲牟田、北狭野、南狭野、祓川、湯之元、小塚地区の99世帯。国交省九州地方整備局が過去最大雨量を想定して公表した、土石流発生の恐れのある箇所を踏まえて町が指定した。
受信機は東京の無線専門メーカーが寄贈。プラスチック製で高さ14センチ、横22センチ、幅6センチ。持ち運びもできる。
15日あった区長会で、町が避難対象世帯の区長に配布。うち11世帯が対象となる花堂地区では長田常夫区長(72)が各戸を訪れ、設置の仕方や使い方を説明した。
町が避難準備情報などを発表する際は、区長から班長を通じて各世帯に伝わっていたが、無線の設置で町から直接知ることができる。
長田区長は「連絡するよりも早く一斉に伝わることができ、漏れもない。非常に助かる」、受信機を設置した花堂地区の農業坂本修さん(66)は「避難所に持ち運びもでき、情報を知ることができる」と話していた。
【写真】防災行政無線の使い方を説明する長田区長(右)
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霧島連山・新燃岳(1421メートル)は17日、噴火はなかった。鹿児島地方気象台によると、水蒸気を含む白い噴煙が火口の縁から最大約100メートルの高さまで上がった。