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国内線客18%減 宮崎空港2月前年比

2011年3月10日
 全日空(ANA)、日本航空(JAL)、スカイネットアジア航空(SNA)は9日、2月の宮崎空港の国内線乗降客数が前年同月比18.9%減の17万7479人になると発表した。宮崎交通航空部のまとめ。新燃岳噴火による欠航が同月中旬まで続き、1月に続いて2桁の減少率となった。3社は「今後も新燃岳の影響は続くのではないか」と分析している。

 2月は降灰による欠航、引き返し運航などは、3社合わせて74便。内訳はANA15便、JAL40便、SNA19便だった。この影響で全5路線は軒並み利用者が減少し、3社が運航する羽田は前年同月比17.3%減、ANAとJALが運航する大阪(伊丹)は同25.3%と大幅に落ち込んだ。ANAは2月7日、JALは同18日、SNAは同12日からほぼ正常運航に戻ったが、3月の予約はANA、JALが前年同月比の8割、SNAがほぼ例年並みという。3社は「警戒レベル3が続いているので、具体的な改善策は今後の動向を見ながら検討したい」と話している。