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歌「吉都線」で沿線住民応援 大阪の音楽事務所

2011年3月8日
 九州新幹線の全線開業(12日)を機に大阪の繁華街「宗右衛門町」と南九州の交流を活発にしようと、ご当地ソングの大ヒット曲「宗右衛門町ブルース」のカバーCDが完成した。「きっと来てね」という歌い出しにちなみ、新たに作ったバラード「吉都線」も収録。新燃岳の噴火被害に苦しむ沿線住民に元気を出してほしいとの思いも込められている。

 新幹線開業で関西と南九州が直接結ばれることから、大阪の音楽事務所A・GRAVITY(ア・グラビティー)社が企画。発売へ向け準備していた1月、新燃岳の噴火活動が活発になったため、「新曲を通じて被災者の励ましになればと心から祈念する」(同社)としている。

 「吉都線」の歌詞には「白鳥が飛ぶ狭野の森 神代の時代の人の吐息 感じて列車は走る」など沿線の風景や歴史が織り込まれており、古里の情景が浮かぶ内容に仕上がっている。作詞・作曲は宮崎市出身の山上セイさん。

 今後は吉都線の沿線自治体と宗右衛門町商店街振興組合との交流や相互ツアー、沿線の特産物を宗右衛門町の飲食店街で販売することなども計画しているという。

 CDは大阪市出身の歌手大谷龍一郎さんが歌っており、日本クラウンから全国発売中。1200円。

 問い合わせは同音楽事務所TEL06(6929)1313。