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被災地支援へ選手一丸 京都ハンナリーズ

2011年3月6日
 日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)の京都ハンナリーズが、新燃岳噴火の被害で苦しむ本県への支援活動に取り組んでいる。先月の試合から選手が「がんばれ宮崎」と手書きしたTシャツで各試合会場に登場し、ホーム戦では募金箱も設置。支援の輪は、ほかのチームにも広がりを見せている。

 1月19日の噴火をニュースで知った同チームの瀬戸山京介主将(28)=日南市出身=が、「何か役立てることはないか」と2月5日のホーム戦で「がんばれ宮崎」のTシャツ姿で入場した。その熱意をくんだチームメートも、ホーム戦で手書きの同じTシャツを着るようになった。

 同19、20日のホーム戦で義援金の募金箱を置き、チャリティーTシャツも販売。チケット収入の一部も支援金に回し両日で計31万円を集めた。今月20日のホーム戦まで同様の活動を行い、20日の宮崎シャイニングサンズ戦で義援金すべてを宮崎の清水太志郎主将(29)に手渡すという。

 瀬戸山選手は「チーム全員が災害に心を痛めている。今後も全国の会場で協力を呼び掛けていきたい」と話す。

 こうした取り組みは他チームにも広がり、島根スサノオマジックのファンも募金に協力し、浜松・東三河フェニックスもオークションやグッズ販売の売上金の一部を寄付。地元の宮崎もこれまでに約6万円の義援金を集めた。清水主将は他チームの支援に感謝しつつ、「宮崎の選手もいろんなツールを使って県民を元気づけるようなことをしていきたい」と話している。

【写真】「がんばれ宮崎」と書かれたTシャツを着て握手する京都ハンナリーズの瀬戸山主将(右)と宮崎シャイニングサンズの清水主将