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農水省、感染経路は特定できず 12例目養鶏場

2011年3月5日
 農林水産省は4日、高病原性鳥インフルエンザの本県12例目となった延岡市北浦町の養鶏場で行った疫学調査結果の概要を公表した。壁にネズミが出入り可能な隙間は確認されたが、感染経路は特定できていない。

 現地調査は2月18日に実施。概要によると、養鶏場の飼育管理者は、鶏舎に入る際には長靴を踏み込み消毒槽と消石灰で消毒していた。鶏舎は直径3センチの金網で覆い、内部で野鳥を見かけたことはないという。また、壁にネズミが侵入できる隙間はあったが、対策を業者に委託しており、殺鼠(さっそ)剤も置いていた。

 農水省の疫学調査チームは県内12例すべての養鶏場で現地調査を行ったが、原因の特定には至っておらず、今後も調査を継続する。