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県央全域で移動制限解除 残りは12例目周辺

2011年3月2日
 県は2日午前0時、高病原性鳥インフルエンザの発生11例目となった宮崎市高岡町浦之名の養鶏場周辺に設定していた移動制限区域(半径5キロ)を解除した。前日の児湯地域に続き、県央地域もすべて通常に戻った。県内の制限区域は12例目養鶏場(延岡市北浦町)周辺の移動・搬出制限を残すのみとなった。

 11例目は2月6日に発生し、約3万羽を殺処分した。宮崎市内に設定された移動制限区域は、県内1例目(同市佐土原町、1月21日発生)に伴う区域をはじめ計3カ所、約40日間に及んだ。

 県は解除を受けて、幹線道路に設けた消毒ポイントを順次撤去している。2月28日には23カ所あったが、1日には日向市周辺や児湯地域の12カ所を撤去。2日には宮崎市の4カ所も撤去する予定。

 また、県は2日、12例目周辺の清浄性確認検査を実施。2日後をめどに判明する検査結果で異常がなければ、即日搬出制限を解除し、移動制限も11日に解除する。