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新富の食鳥処理場再開

2011年2月16日
 本県の高病原性鳥インフルエンザ問題で、今季発生1例目の養鶏場(宮崎市佐土原町)周辺で移動制限が15日午前0時に解除されたことを受け、制限区域に含まれていた新富町の食鳥処理場が鶏の処理を再開。同日は約4万6千羽を処理した。また県は、発生3、4例目(都農町、川南町)周辺養鶏場の清浄性を確認する獣医師の立ち入り検査を実施しており、詳細な検査で異常が確認されなければ、それぞれ20、22日に移動制限が解除される。

 県畜産課によると、再開した食鳥処理場は1日当たり約5万羽の処理が可能。1例目養鶏場でウイルスが検出された1月22日以降、稼働を停止しており、25日ぶりの再開となった。ただ、ほかの移動制限区域内にある残り4カ所の処理場は各制限の解除まで再開できず、県内の鶏の処理能力は依然5割程度にとどまる。

 県は発生3、4例目周辺の清浄性確認のため獣医師の立ち入りを実施している。目視や抗体、ウイルス分離検査すべてで陰性が確認されれば、それぞれ20、22日に制限が解除され、4例目の移動制限区域内にある県内最大規模の処理場(川南町)も稼働できるようになる。