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県内野鳥5例目疑い 延岡でハヤブサ

2011年2月16日
 県は15日、延岡市平原町3丁目で回収されたハヤブサの死骸で高病原性鳥インフルエンザの陽性反応を確認したと発表した。県内で野鳥の感染・感染疑いは5例目、ハヤブサでは3例目。県は遺伝子検査を行い、陽性が確認されれば、環境省が指定する鳥取大に送付して詳細検査を行う。

 県自然環境課によると、同日午後4時ごろ、近くの住民が市道で死骸を発見。連絡を受けた東臼杵農林振興局の職員が回収し、延岡家畜保健衛生所(家保)の簡易検査で陽性を確認した。宮崎家保へ搬送し、遺伝子検査を行う。結果は16日にも判明する。

 ハヤブサは同省が指定する感染リスクの高い野鳥33種の一種で、単体行動が多い。県は偶発的に発見現場で死んだと推測されるため、一帯がウイルスに汚染されている可能性は低いとして、通行規制はしない。現場は愛宕山南側の住宅地で、周辺を消毒する措置を行った。

 県内では養鶏場11例のほか、回収された野鳥の死骸からも鳥インフルエンザの感染・感染疑いが相次いでいる。ハヤブサは西都市、宮崎市に次いで3例目。このほか、延岡市北川町のオシドリ、諸塚村のカイツブリと計5例に上っている。