野鳥捕獲調査、現時点は困難 県議会で県が説明
2011年2月9日
高病原性鳥インフルエンザ問題を受け県議会は8日、環境農林水産常任委員会を開会。県内では養鶏場で11例、野鳥で2例から感染・感染疑いが確認されていることから、委員側は「野鳥を捕獲して調査を」などと求めたが、県は現時点では実施困難な見通しを示した。
県内の野鳥では西都市で回収したハヤブサ1羽、延岡市北川町で回収したオシドリ1羽から簡易検査や遺伝子検査で陽性を確認。現在、鳥取大で詳細検査を行っている。県は毎年調査している加江田川に加え、五ケ瀬川流域でも野鳥のふん便調査を行うよう、環境省に要請している。
捕獲調査を求める声に対し、県自然環境課は「ふん便調査でも十分にウイルスが分離可能で、捕獲には防疫措置を徹底する必要がある。また、野鳥を追うと感染野鳥が拡散する恐れがある」として、環境省が難色を示している事情を説明した。
県内の野鳥では西都市で回収したハヤブサ1羽、延岡市北川町で回収したオシドリ1羽から簡易検査や遺伝子検査で陽性を確認。現在、鳥取大で詳細検査を行っている。県は毎年調査している加江田川に加え、五ケ瀬川流域でも野鳥のふん便調査を行うよう、環境省に要請している。
捕獲調査を求める声に対し、県自然環境課は「ふん便調査でも十分にウイルスが分離可能で、捕獲には防疫措置を徹底する必要がある。また、野鳥を追うと感染野鳥が拡散する恐れがある」として、環境省が難色を示している事情を説明した。