都農、門川で感染疑い 北川では野鳥2例目
2011年2月6日
県は5日、都農町川北と門川町川内の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの感染が疑われる鶏が見つかったと発表した。9万6千羽を飼育する都農町養鶏場の鶏からは遺伝子検査でウイルスを検出し、県内9例目の感染疑いと確認。自衛隊に再度、災害派遣を要請し、同日夜から殺処分を開始した。門川町の鶏からもウイルスが検出されれば、発生10例目となり、養鶏場の約3万羽を殺処分する。また、県は同日、延岡市北川町で発見されたオシドリの死骸からウイルスを検出。野鳥での疑いは県内2例目となった。
県対策本部(本部長・河野知事)によると、同日午前9時ごろ、都農町の養鶏場から宮崎家畜保健衛生所(家保)に死んだ鶏が前日の35羽から約150羽に増えたと通報があった。同家保の簡易検査と遺伝子検査で陽性を確認。自衛隊160人を含む190人態勢で殺処分を始め、6日未明に終える方針。
門川町の養鶏場は5日正午ごろに同家保へ通報。死んだ鶏が前日の33羽から約200羽に増えたという。同家保の簡易検査で陽性を確認した。
県は同日、都農町の養鶏場から半径10キロ圏内を移動制限区域に設定。3例目発生(先月27日、都農町)で一時稼働を停止し、3日に再開したばかりの日向市の大規模食鳥処理場2カ所も含まれ、6日から稼働を停止する。県内10カ所ある処理場のうち、稼働停止は再び6カ所となる。
また、4日に高千穂町岩戸の養鶏場で確認された感染疑いは同家保の遺伝子検査で同日深夜、ウイルスを検出。5日に県や西臼杵3町、延岡市など260人態勢で計5万7千羽の処分を終えた。
オシドリの死骸は1羽で、延岡市北川町の5例目養鶏場から東にわずか50メートルの川べりで見つかった。1日に地元住民の連絡を受け、県が回収。環境省が定めるウイルス保有状況調査の基準に該当しなかったが、発生現場が近い事情から宮崎家保で検査していた。冷凍した死骸を鳥取大に送り、確定診断を行う。
7例目のウイルスは同日、1~6例目と同じH5N1型と判明した。
【地図】9、10例目の予想制限区域
県対策本部(本部長・河野知事)によると、同日午前9時ごろ、都農町の養鶏場から宮崎家畜保健衛生所(家保)に死んだ鶏が前日の35羽から約150羽に増えたと通報があった。同家保の簡易検査と遺伝子検査で陽性を確認。自衛隊160人を含む190人態勢で殺処分を始め、6日未明に終える方針。
門川町の養鶏場は5日正午ごろに同家保へ通報。死んだ鶏が前日の33羽から約200羽に増えたという。同家保の簡易検査で陽性を確認した。
県は同日、都農町の養鶏場から半径10キロ圏内を移動制限区域に設定。3例目発生(先月27日、都農町)で一時稼働を停止し、3日に再開したばかりの日向市の大規模食鳥処理場2カ所も含まれ、6日から稼働を停止する。県内10カ所ある処理場のうち、稼働停止は再び6カ所となる。
また、4日に高千穂町岩戸の養鶏場で確認された感染疑いは同家保の遺伝子検査で同日深夜、ウイルスを検出。5日に県や西臼杵3町、延岡市など260人態勢で計5万7千羽の処分を終えた。
オシドリの死骸は1羽で、延岡市北川町の5例目養鶏場から東にわずか50メートルの川べりで見つかった。1日に地元住民の連絡を受け、県が回収。環境省が定めるウイルス保有状況調査の基準に該当しなかったが、発生現場が近い事情から宮崎家保で検査していた。冷凍した死骸を鳥取大に送り、確定診断を行う。
7例目のウイルスは同日、1~6例目と同じH5N1型と判明した。
【地図】9、10例目の予想制限区域