野鳥のふん調査 一ツ瀬川など発生農場付近
2011年1月26日
(2011年1月26日付)
本県での高病原性鳥インフルエンザ発生を受け、環境省は25日、野鳥がウイルスに感染していないか実態を把握するため、発生農場から半径10キロ以内にある川や池で調査を始めた。近くにあるふん5個を1検体として、水鳥の80検体を26日までに採取する予定。このうち、1例目の宮崎市佐土原町と2例目の新富町の間を流れる一ツ瀬川の河口では、環境省から委託を受けた自然環境研究センター(東京都)の職員3人が作業。マガモやカルガモのふんを3検体集めた。
同センターによると、採取した検体は調査終了後、国立環境研究所(茨城県)に送り、2~3週間後に結果が判明するという。
環境省は1例目のウイルスが強毒性だったことを受け、24日に野鳥の警戒レベルを最高の「3」に引き上げている。
【写真】高病原性鳥インフルエンザが発生した養鶏場周辺の野鳥生息地で、ふんを採取する担当者=25日午前、宮崎市佐土原町の一ツ瀬川