【お元気ですか】 水産庁長官 長谷成人さん
2017年8月28日
水産庁長官 長谷 成人(はせ・しげと)さん(59)/東京都・調布市在住
現場近くやりがい実感
1998年から3年間、漁政課長として県庁に出向していました。
当時はシラスウナギの不漁で県内水面振興センターが赤字続きとなり、対応に追われていたことを思い出します。また、県内の漁船のために設置した浮き魚礁の近くで愛媛や高知の漁船が漁をする事態が発生。県外漁船の漁の時間を定めるなどの沿岸漁業調整に取り組んで対処しました。県庁での仕事は水産庁と比べて現場が近い上に意志決定が早く、やりがいを感じていました。
宮崎は私にとって地方勤務をした唯一の土地。朗らかな方が多く、よそ者の私も温かく受け入れていただきました。交流は今も続いており、年に1回は仕事やプライベートで宮崎を訪れ、お世話になった方々と会っています。