【東奔西走】都城市山之口町出身・東京ドームホテル レストラン調理第1課長兼スイート倶楽部担当シェフ/新森 浩二さん
2017年8月28日
洋食でVIPもてなす
東京ドームで、主にVIP客の料理を担当している山之口町出身の新森浩二さん
都城東高調理科を卒業後、1980(昭和55)年に都内のホテルへ就職。ここで洋食の腕を磨き、90年2月には東京都司厨士協会のコンクールで3位入賞。同10月にはチェコで開かれたガストロプラハ世界料理大会に日本代表の一人として出場し、優勝に輝いた。こうした腕を見込まれ、99年から今の会社に転職。2013年からは親会社の東京ドームを職場としている。
プロ野球の試合がある日はいつも仕事。調理場に入ることもあるが、メニュー作り、食材の調達、スタッフの管理・教育といった管理職の役割もこなす。「自分の考えたメニューを『おいしい』と言っていただけたときが一番うれしい。スタッフの頑張りにも感謝です」
古里への愛情も人一倍。在京山之口会(迫園満弘会長)の年1回の懇親会には毎年のように顔を出す。「同郷の人たちと会うと落ち着くので毎年楽しみにしている。古里には、いつか恩返しをしたいですね」と話している。
東京ドームホテル レストラン調理第1課 関係者サロン スーシェフ/作佐部淳二さん(46)
技術と集中力に驚き
初めてお会いしたのは私が22歳のころ。その頃は定規で測ったような正確な技術に驚かされ、仕事に対しては怖いほどの集中力でした。一方、私生活では、よく飲みに連れて行っていただくなど、面倒見の良い先輩でもあります。