【東奔西走】 宮崎市出身・プロダンサー やのちえみさん
2018年7月31日
フラメンコ 情熱的思い
地元商店街のイベントでフラメンコのダンスを披露するやのさん
やのさんがフラメンコに出合ったのは大学1年のころ。合わせる歌によって踊りが情熱的になったり、落ち着いた雰囲気になったりと、即興性の高さに面白さを感じた。就職後も、レベルの高い講師を求めて毎月1回は上京。そのうち会社勤めをしている自分への違和感に耐えられなくなり、会社を辞めた。
スペインでは、タイプの異なる3人の先生についた。言葉は分からなかったが、語学学校にも通い徐々に克服。「貯金を切り崩しながらの生活で不安はあったが、フラメンコざんまいの毎日は幸せだった」。そんな生活を7カ月続けた。
帰国後は教室を開催。最初は生徒が集まらずに苦労したが、現在は40人に増えてようやく軌道に乗ってきた。「東日本大震災を機に、地域とのつながりが大切だと考えるようになった」と地域のイベントにも積極的に参加。今後は「チャンスがあったら、古里・宮崎でも踊ってみたい」と思っている。
ギタリスト/栗原武啓さん(44)
チャレンジ精神旺盛
情熱的でチャレンジ精神旺盛。フラメンコを深く理解するために、いろんな音楽に挑戦している姿勢には驚かされます。それに頭が良く、いろんなことを緻密に考える人。人柄は明るく、近所の皆さんにも好かれてますよ。