【職場巡り】 高千穂シラス ライフニックス事業部
2018年9月24日
湿度保つ壁材高評価
都城市山田町の高千穂シラスは、同町出身の新留昌泰社長が起業した高千穂(横浜市)のグループ企業。工務店でもある高千穂が研究・開発したシラス壁材を製造し、販売は横浜市西区のライフニックス事業部が担っている=写真。
シラス壁は同社の独自商品で11種類。会社を設立した2008年は住宅の新築着工数が減少していく時期と重なったが、「臭いを吸収するほか湿度を保つ効果があり、長持ちする」という性能が評価されて業績は右肩上がり。今では新築とリフォームを合わせて年間約8千件の注文がある。
同事業部の従業員14人(男性6人、女性8人)を率いる大江一史部長は「住宅の新築数は減っているのでリフォームに力を入れ、商業施設や学校などの公共施設向けにも売り込んでいく。東アジア中心に海外にも目を向けたい」と話している。