【東奔西走】 宮崎市出身・日経FinTech編集長 原 隆さん
2018年9月24日
金融ITの動き伝える
「中央のビジネス事情を宮崎の皆さんにも伝えたい」と考えている原さん
宮崎放送で記者をしていた父親の影響もあり、早稲田大政治経済学部を卒業後は日経BP社(東京)に入社。同社が発行する日経ビジネス、日経コンピューターといった雑誌の記者を経験し、日経FinTechには2016年3月の創刊から携わっている。
原さんによると、フィンテックが注目され始めたのは米国で10年、日本では15年ごろから。リーマンショック後で貸し渋る既存の金融機関に対し、IT企業が金融のベンチャー企業を立ち上げた。こうした企業はビッグデータを使うため審査に時間や手間がかからず、早ければ翌日に融資を決める。そうした流れから仮想通貨や電子マネーも出てきた。
これまで、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長や楽天の三木谷浩史会長兼社長ら著名人の取材も経験。最先端のビジネス事情に触れたことで古里・宮崎からは講演依頼もあり、原さんも「地元の皆さんに刺激を与えられるような機会を設けたい」と意欲的だ。
岡部一詩さん/日経FinTech記者
仕事では妥協を知らない人。締め切り間際まで粘り、一つでも二つでもネタを盛り込もうとします。部下としては大変ですが、その姿勢はすごいと思います。また、ざっくばらんな性格で話しやすく、知り合いも多いようです。