【東奔西走】都城市出身・国際障がい者活躍社会創造協会副理事 平野裕人さん
2019年1月28日
障害者と社会の接点を
「障害者が社会と触れ合えるきっかけをつくりたい」と語る平野さん
電動車いすを使い、日常生活を送るには介助が必要な平野さん。そのため小中学校はエレベーターのある学校を選び、両親やヘルパーの力を借りながら普通学級で学んだ。その中で強く感じたのは「普通に接したくても相手が壁をつくることがあった。障害者とのかかわり方が分からないからだろう」ということだった。
鹿児島大卒業後、都内の大手電機メーカーに就職。介助サービスを利用し1人暮らしをするうち、共通の友人を通じて知り合った山口和宏さん(39)=埼玉県春日部市=と意気投合。半年後に同NPO法人を発足させ、総勢10人のスタッフでクリスマスコンサートや流しそうめんを食べる会など、障害者と健常者が楽しめるイベントを開いている。
「障害者が少しでも社会と触れ合えるきっかけをつくりたい」と平野さん。将来は「古里宮崎から上京してくる障害者が生活するためのサポートもしたい」とも考えており、理想の実現に向けて全力疾走している。
日高滉人さん/国際障がい者活躍社会創造協会理事
パワフルで話題豊富
NPO法人の活動や勤務先の仕事だけでも忙しいのに、さまざまな障害者関連のイベントにも足を運んでおり、パワフルな姿に心打たれます。一方、アイドルやスイーツが大好きで、会話をしていても話題に事欠きません。