中山間地域は人が減り、消滅の危機にある集落もある。それでも営みを残していけるよう、人々は工夫し奮闘している。第5部ではこうした将来を見据えた取り組みに迫る。
1.外部の力
集落存続へ関係人口増 つながり深め 生活支える
球根の掘り上げ作業の合間に談笑する九州つなぎ隊の初鹿野聡隊長(中央)と中川集落の住民たち=5月、日之影町七折
「今年もよく来てくれたねえ」。5月中旬、日之影町の山深い場所にある中川集落。8戸16人の普段は静かな山里に、再会を喜び合うにぎやかな声が響いた。
農閑期の棚田を活用したチューリップの名所として知られる中川集落。この日は、花が散った後の球根を掘り上げた。高齢化が進む住民だけでは難しい作業を支えているのが、中山間地域などの活動に参加するボランティアの共同体「九州つなぎ隊」(宮崎市)だ。
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この地で生きる 中山間地域のいま
【この地で生きる 中山間地域の いま 第5部 次代へつなぐ】 | 1. 外部の力 | 2023年6月7日付 |
2. 耕作放棄地 | 2023年6月9日付 |
3. 移住受け入れ | 2023年6月10日付 |
4. 地域協働 | 2023年6月11日付 |
5. デジタル技術 | 2023年6月13日付 |
6. 移動支援 | 2023年6月14日付 |
7. 地域資源活用 | 2023年6月15日付 |