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第2部 課題あらわにした台風

2023年2月20日
 昨年9月の台風14号による被害が改めて突きつけた本県中山間地域の課題。住民たちの生活は利便性からは程遠く、安全も脅かされている。第2部ではそれぞれの現場から問う。

1.繰り返すインフラ被害


道路ないと何もできん 災害のたび生活に影響

 椎葉村の南部、西米良村や熊本県に隣接する大河内地区。山中に積み上げられた大量の丸太が、枯れるのを待つだけとなっている。「もう搬出は諦めた」。ここで約30年林業を営んできた椎葉誠さん(60)はつぶやく。
 昨年7月、山から材木を伐採、搬出するため作業道の整備を開始。スギやヒノキ約600本を切り、運び出そうとしていた9月、台風14号が襲来した。山に続く国道388号の路肩が決壊。整備したばかりの作業道も崩れ、現場にたどり着くことすらできなくなった。

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【この地で生きる 中山間地域の
いま 第2部 課題あらわにした
台風】
1. 繰り返すインフラ被害2023年2月20日付
2. 荒れる山林2023年2月21日付
3. 復興力の衰退2023年2月23日付
4. 限られる医療資源2023年2月26日付
5. もろい公共交通2023年2月27日付
6. 断たれた通信網2023年3月1日付
7. 観光施設の明暗2023年3月2日付