今年は戦後80年。戦争を知る存命者が少なくなる中、その「記憶」は貴重な史料だ。国内外で戦争を経験した本県関係者の声に耳を傾け、戦禍の実相を伝える。
森迫謙四郎さん(95)=日向市
空襲や爆撃機が墜落した当時の出来事を語る森迫謙四郎さん=日向市鶴町
1945(昭和20)年3月28日未明、米軍のB29爆撃機が富島町(現在の日向市)の市街地近くにある山中に墜落した。直前には搭乗していた複数の米兵がパラシュートで脱出。当時15歳だった森迫謙四郎さん(95)=日向市鶴町=は夜が明けると、墜落現場めがけて走った。「逃げた米兵を地元の消防団が探し回っていた。捜索はしばらく続いたと思う」
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戦後80年 記憶
【戦後80年 記憶】 | (1)B29爆撃機墜落を目撃 森迫謙四郎さん(95) =日向市 | 2025年1月1日付 |
(2)学徒動員引率中に空襲 山下要子さん(99) =宮崎市 | 2025年1月3日付 |
(3)「回天」や「震洋」目撃 窪田 平八さん(90) =日南市 | 2025年1月4日付 |
(4)米軍機の機銃掃射に遭遇 安田 光壬子(みずこ)さん(90) =西都市 | 2025年1月5日付 |
(5)満州から幼少期引き揚げ 齊藤 卓治さん(85) =都城市 | 2025年1月6日付 |
(6)シベリア抑留からの生還 終戦直後旧ソ連軍と交戦 佐伯 光男さん(99) =五ケ瀬町 | 2025年1月26日付 |