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注意報・警報

令和6年12月18日16時19分
 宮崎地方気象台 発表


南部平野部、北部平野部では、19日明け方から19日昼過ぎまで強風に注意してください。



《¶》令和6年8月8日の地震で揺れの大きかった日南市、宮崎市、串間市、都城市では、大雨警報・注意報の土壌雨量指数を通常基準より引き下げた暫定基準で運用しています。

宮崎地区
 (発表)強風注意報

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 (発表)強風注意報

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 (発表)強風注意報

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 (発表)強風注意報

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 発表注意報・警報はなし

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今日・明日の天気

2024/12/18 17:00発表

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みやにち防災特集 イチから学ぶ防災

 「みやにち防災特集」は、3・11東日本大震災を教訓に、毎月1回、11日前後に掲載されます。

2012年10月からは「イチから学ぶ防災」をテーマに家庭や職場での耐震化や食品備蓄の方法など、より身近な情報をグラフィックスで紹介してきました。

 紙面に掲載した過去の特集を紹介します。

◇台風から身を守る

2013.9.11 掲載

 宮崎市消防局によると、台風時、実際にけがをした事例としては、強風によるものでは勢いよく閉まったドアに手の指を挟まれる、自転車や原付きバイクで移動中に倒れて骨折する、雨漏りを直している時に屋根から落ちるなど。同局警防課は「家の周りの安全対策は事前に済ませて。台風が過ぎた後も『吹き戻し』で強い風が来るので油断は禁物」と呼び掛ける。

 「安全なうちに早めの避難を」「土砂崩れがいつ起こるかは本当に分からない。『自分 も被災者になるかも』という危機感を持って対応して」と消防関係者。避難所への移動が難しい場合は、山から離れた近くの知り合いの家に身を寄せてもいい。

 竜巻について、関係機関は「竜巻を見た後は逃げる時間はない。窓から離れる、頑丈な壁に身を隠す、布団をかぶる。とにかくすぐ身を守って」と呼びかけている。

◇海水浴場の津波対策

2013.7.11 掲載

海水浴を安全に楽しむために、津波が来たらどうやって逃げるか。前もって考えてみよう。

着替える前に、海水浴場にある地図や看板で避難場所になる高台や山、丘、ホテルやマンションをチェック。どの道を通って逃げるかも確認しておきたい。看板などがない場合は監視員に聞こう。着替えたら、荷物はまとめておく。

海に出ると地震の揺れは感じず、浜辺からの緊急放送も聞き取りづらい。その対策の一つが「旗」。しかし津波の避難を呼び掛ける全国的な統一ルールがなく、海水浴場によってまちまち。とにかく、泳いでいる間も浜 辺の変化を小まめに確かめるしかない。

◇南海トラフの巨大地震

2013.6.11 掲載

 本県に甚大な被害を及ぼすと言われている南海トラフの巨大地震。どんな対策が必要か、国は5月に最終報告をまとめました。私たちの生活にどんな影響が出てくるのか、よだきんぼさん、ひむかさんと一緒に考えてみましょう。

◇避難所・女性編

2013.5.11 掲載

 全国の女性支援団体でつくる東日本大震災女性支援ネットワーク(東京都)は、災害発生直後の初動対応時から女性のリーダーや行政職員が必要と提言する。支援物資を求める際、粉ミルクや生理用品、サイズ別の下着など必要な物は女性の方が気付きやすく、話しやすい。母子用や単身女性用の寝場所、女性の着替え部屋を確保するなどの配慮も早く取り組めば、混乱もなく、性犯罪防止にもなる。

 避難所生活が長期化するとさまざまな場面が出てくる。炊き出しの当番制や託児(老)所を導入して女性の疲れやストレスを和らげることで、子や高齢者への虐待などの負の連鎖を防ぐ方法もある。災害発生直後の混乱した時期にすべてを始めるのは無理にしても、徐々に改善する姿勢が必要だ。

 こういうことは災害時に急にできることではない。自治体の防災計画づくりや地域の自治会運営に女性を入れるなど、日頃から女性が積極的に声を上げ、周囲も女性の声を反映させることが必要だ。

◇学校からの避難

2013.4.11 掲載

 地震や津波から子どもをどう守るか。今回は、東日本大震災後から独自の訓練に取り組んでいる宮崎市の木花小の様子を見てみよう。

 木花小は東日本大震災クラスの津波が来た場合、地面から最大で1メートル浸水する恐れがある。いざというときは教師が避難場所に児童たちを誘導する。問題は、休み時間や登下校時など、そばに教師がいないとき。木花小では、教師がいなくても、児童自ら逃げるための訓練を1年かけて続けている。

 悩みは避難する道。近い道は車が通らず安全だが、坂が急で狭く、詰まってしまう恐れがある。普段使う道は幅は約3メートルと広いが、車が通る上、崖崩れで使えない恐れもある。そこで、先に到着した教師が安全を確認して、児童を見守ることにしている。

 いざというとき、児童生徒だけで逃げられるか。安全な場所に逃げるための「考える訓練」も鍵となりそうだ。

◇トイレ編

2013.2.11 掲載

 食べることは我慢できても、トイレは我慢できない。停電や断水、施設の被災で使えない場合はどうするか。

 水で流せば使える場合もあるので、家庭なら使用後の風呂の水はなるべく流さない。学校はプールの水も使える。

 延命措置として、使用済みのトイレットペーパーは流さない方法も。大便も流さずに新聞紙や折り紙に包んで別の箱や袋に回収する方法もあるが、衛生、感染症予防面に十分な注意が必要だ。手洗い水、消毒薬の準備も考えて。

 避難所などでは自分からなかなか言い出しにくい問題。子ども、女性、妊婦、高齢者、障害者には、周囲の 人が特に温かい目で見守り、トイレが使いやすい環境をつくろう。

◇家の耐震化編

2013.1.11 掲載

 木造住宅の耐震性を測る目安は建築時期だ。1981(昭和56)年の新耐震基準を満たしていないと、地震で倒壊する恐れが高い。

 住宅土地統計調査(2008年度)によると、本県の木造住宅の耐震化率は72%と全国の79%を下回る。古い住宅は、まず耐震診断を受けよう。倒壊の恐れがあると診断されたら、耐震補強工事が望ましい。診断、工事とも行政の補助制度を活用できる。各種補助制度は、県や市町村の窓口に相談してみよう。

◇非常用持ち出し袋

2011.12.11 掲載

 災害時に持ち出す「非常用持ち出し袋」。何を詰めればいいのだろう。

 みやざき公共・協働研究会ディレクターの出水和子さんのお薦めは新聞紙。敷物に使うのはもちろん、食品を包めば保温効果もあり、服の上にごみ袋大のビニール袋と重ねて羽織れば「即席防寒具」もできる。

 小学生用として「精神的に落ち着くことも大切」と好きなおもちゃや菓子もお薦めする。子ども、高齢者、障害者、外国人は自分の意思を伝えることにも苦労するので「アトピーの場合、どの食物は駄目か。薬は何か。どこに避難するか。何でもいいので紙に書いて事前に準備 を」と提案する。

 置き場所は、避難する時に通る場所(玄関)や車など。ただ、災害時に非常用持ち出し袋を持ち出すことが目的になってはいけない。まずは自分の身を守るため逃げることを忘れずに。

◇寝室編

2012.11.11 掲載

 寝ている時、暗闇の中で地震や津波が起きたら-。今回は、無防備になりがちな「寝室」でできることを考えよう。

 1995年1月17日、阪神淡路 大震災が発生したのは、まだ日が昇らない午前5時46分。「真っ暗な時が一番怖い。どうやって明かりを確保するかを考えてみて」と神戸市消防局東灘消防署は呼び掛ける。「目覚まし時計でボタンを押したら光るものもある。それで代用もできる」。無理せず、身近なものを利用しよう。

 ハンズマン柳丸店によると、シーリングライトの場合、消灯後もほのかに明るい残光タイプの蛍光管も便利。「消した後もしばらくはどこに何があるかは分かる。普段も便利」という。

 寝室対策でも真っ先に挙げられるのが「家具の転倒防止」。つっかえ棒やくさびのほか、衣類を詰めた段ボールで天井との間の空間をふさぐのもいい。寝る場所や出入り口の近くの家具は、特に注意が必要だ。

◇台所編

2012.10.11 掲載

 火、包丁、皿。食生活を支える台所も、地震の際は凶器にあふれた危険な場所になるかも。 「揺れたら、まずは火を消す!」から時代は変わった。今は「まずは自分の身を守る。そして安全が確保できたら元栓を閉める」。避難する時は、電気のブレーカーを必ず切ろう。

 窓ガラスは飛散防止フィルムを貼る。両面がいいが、片面なら人がいる面に貼る。 被災時に貯蔵庫になる冷蔵庫。阪神淡路大震災では、揺れの激しさで扉が開いて中身がすべて出た家庭も。せめて転倒防止策は施したい。

 東京消防庁によると、地震のけがの原因の3~5割は「家具の転倒や落下」。対策は重ねて行うと、効果的だ。