地震
宮崎県沖の日向灘は「地震の巣」と呼ばれ、1662年(寛文2年)に発生した「外所(とんどころ)地震」のように、大きな揺れや津波で甚大な被害をもたらした大地震が過去何度も発生しています。
えびの地震により倒壊した民家=1968(昭和43)年2月26日、えびの市
宮崎県を襲う地震の震源は日向灘だけでなく内陸直下型もあり得ます。1968(昭和43)年には、えびの町(現えびの市)の真幸地区を震源に内陸直下型の「えびの地震」も発生。全半壊家屋が1,347戸に上りました。
現在、最も警戒すべき南海トラフ地震では、東日本大震災に匹敵するマグニチュード(M)9級の地震を想定した試算で、宮崎県の大部分で震度7の激しい揺れが起きると想定されます。最も死者が多くなるケースだと、大津波が起きる想定で宮崎県は42,000人の犠牲者が出るとみられています。
◇地震が起きたらどうする?
- •落ち着いて、自分の身を守る
- •火の始末はすばやく 無理はしない
- •ドアや窓を開けて、逃げ道を確保する
- 津波、山・がけ崩れの危険が
予想される地域はすぐ避難 - •火元を確認、出火していたら初期消火
- •家族の安全を確認
- •靴をはく
- •非常持出品を手近に用意する
- •ただちに避難する状況でない場合には隣近所の安全を確認。
火が出ていたら大声で知らせ、協力して消火をする。 - •余震に注意
- •ラジオなどで情報を確認。間違った情報にまどわされないように。
- •電話はなるべく使わない
- •家屋倒壊などの恐れがあれば避難する。ブロック塀やガラスに注意