防災ニュース
国道220号日南・宮浦 日南防災でくい打ち 南区間、測量に本格着手
2020年11月15日
日南市宮浦の国道220号で国が今年事業化した日南防災・南区間(1・7キロ)の本格的な測量が始まるのを前に、中心くい打ち式(宮崎河川国道事務所、県、日南市主催)は14日、同市・鵜戸小中であった。住民ら約40人が参加し、大雨などによる通行止め解消に向け、思いを一つにした。
国土交通省九州地方整備局の村山一弥局長が「引き続き用地買収など地元の協力をお願いしたい。安全安心な道路づくりをさらに強力に進める」と式辞。河野知事や地元選出国会議員らが息を合わせて中心くい打ちを行った。
同市宮浦-風田の11・2キロは地質がもろく、土砂災害や大雨による事前規制により過去15年で31回も通行止めが発生している。国は本年度、測量や地質調査に予算5千万円を計上。規制区間の一部で内陸側にトンネルや橋を整備する。
このほか、宮崎市内海-日南市富土の期制区間4・5キロでも今年開通した伊比井潮風トンネルの整備など、日南防災・北区間の事業を進めている。
式典に参加した、国道220号防災整備促進鵜戸地区協力会の米良浩之会長は「北区間が完了しないうちに南区間にも着手していただき、喜びと驚きでいっぱい。地元も全面的に協力していきたい」と話した。
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