防災ニュース
防災救急ヘリ離着陸訓練 県防災庁舎 ヘリポート初使用
2020年12月24日
大規模災害に備え、県は23日、県の防災救急ヘリ「あおぞら」の離着陸訓練で、県防災庁舎屋上のヘリポートを初めて使用した。同ヘリポートは、物資や人員の受け入れ、輸送拠点としての活用が想定され、県は今後も訓練を継続させる。
同日の訓練では、離着陸時の風や音が周囲に与える影響について確認。県防災救急航空隊員ら7人を乗せたヘリが、午後2時に宮崎空港を離陸すると、約5分後に防災庁舎のヘリポートに着陸。待機していた職員に隊員らが着陸申告を行った後、約5分後に同空港に向けて離陸した。
県消防保安課の佐藤勝重課長は「災害で宮崎空港が使えなくなった場合は防災庁舎が空路による支援の拠点となる。今後もさまざまな事態を想定した訓練を実施したい」と話していた。
県の防災救急ヘリ「あおぞら」の出動回数は今年1~12月20日までで104件(昨年174件)だった。
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