「まずは自分の命を」　県内で一斉防災訓練

2019年11月6日

　大規模地震を想定した県民一斉の防災行動訓練「みやざきシェイクアウト」（県主催）は５日、県内各地で実施された。学校や企業など２４６団体から５万２７４６人が参加。状況に応じて身の安全を守る行動を確認し、防災意識を高めた。

　訓練は午前１０時に一斉に行われ、宮崎市の高岡小（安藤重則校長、４２１人）は、学校で大きな揺れが発生した、という想定で実施。教室内にいた児童たちは一斉に机の下に潜り、身を守るために「まず低く」「頭を守り」「動かない」という三つの行動を確認した。

　日頃から家族と非常食の保管場所や避難方法など話し合っているという６年の吉田奏さん（１２）は、「頭をしっかりと保護することを確認した。まずは自分の命を守ることを大切にしたい」と話していた。

　みやざきシェイクアウトは「世界津波の日」「津波防災の日」（いずれも５日）の関連事業として実施され、今回５回目。９日も一斉訓練を予定しており、１２月５日までの２カ月間、２８８団体の６万８２人が一斉訓練のほか自主的訓練などで防災意識を高める。

【写真】大規模地震の発生を想定した訓練「みやざきシェイクアウト」で机の下に潜り、身を守る行動をとる児童たち＝５日午前、宮崎市・高岡小

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