地震想定し県職員ら避難訓練

2019年12月19日

　県は１８日、宮崎市消防局と合同で、大規模地震を想定した防火・防災訓練を県庁で実施した。職員約２０００人が参加。避難や初期消火、救護の手順などを確認した＝写真。

　日向灘南部を震源とする震度６強の地震が発生したとの想定で実施。職員は揺れが収まるまで机の下にもぐるなどして安全を確保した後、給湯室で発生した火災を消火栓で鎮火したり、けが人を担架で救出したりした。

　ほとんどの職員が約２０分で屋外に避難。逃げ遅れた職員を宮崎市北消防署員や消防団員がはしご車などで救助する訓練もあった。

　訓練後、同署の小山英昭署長は「熊本地震では建物が倒壊するなど想像を絶する被害となった。宮崎で同様の地震が発生したとき、どうすれば自分たちの命が助かるのかを日頃から考えてほしい」と呼び掛けた。

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