防災支援拠点８月運用開始　宮崎市

2020年6月5日

　宮崎市は４日、同市柏原に移転する市郡医師会病院を核とした市防災支援拠点について、同病院が開院する８月１日に合わせて運用を始めると発表した。戸敷正市長が定例会見で明らかにした。拠点内にある防災緑地の一部は、平常時は憩いの場として市民に開放する。

　同病院や歯科福祉センターなど全医療施設の建設工事は今月中に完了し、７月１８日に竣工（しゅんこう）式を開くことも明らかにした。立地は東九州自動車道の宮崎西ＩＣ（インターチェンジ）に近く、防災緑地には大規模災害時に広域支援部隊のベースキャンプや仮設住宅を設置する。駐車場２０台分とトイレを設置した。

　戸敷市長は「県内のあらゆる災害拠点と連動できる」と説明。現病院については、「いずれ解体するが、新型コロナウイルス感染拡大の第２波に対して活用できるかどうか協議する」と述べた。

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