第93回全国高校野球選手権大会に出場する日南学園の金川豪一郎監督と谷口周平主将ら選手18人が2日、空路大阪入りした。

　大阪・伊丹空港到着ロビーでは近畿県人会や関西地区出身選手の保護者ら約50人が出迎え。選手たちが姿を現すと拍手が湧き起こり「頑張れー」「全国制覇頼むぞー」と声援を送った。

　木下省吾三塁手は「大阪入りが待ち遠しかった。いよいよ来たなという感じ。応援をいっぱい受けて気合が入った」と引き締まった表情。夜は大阪市内の宿舎で同県人会主催の激励会に出席した。

　出発前に金川監督と谷口主将ら3選手は県庁に河野知事を訪ね4年ぶり6度目の夏の甲子園出場を報告。知事は「県民の夢である優勝旗をつかんで帰ってきてください」と激励した。

　宮崎空港では出発式もあり県経済連が宮崎牛20キロ、本県産コシヒカリの新米100キロなど50万円相当を贈呈。谷口主将は「ベンチ入りの18選手だけでなく、部員90人全員で戦う。全国制覇を目指すので応援お願いします」と決意表明した。
　選手たちは3日午前11時から甲子園球場で公式練習に臨み、午後4時からは組み合わせ抽選会に出席する。

　選手の宿舎は〒530―6691、大阪市北区中之島6の2の27、ホテルNCBTEL06(6443)2255、ファクスTEL06(6443)2259。

【写真】近畿県人会と関西出身選手の保護者の出迎えを受け笑顔を見せる日南学園ナイン＝2日午後、大阪・伊丹空港