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警戒態勢、最大限に 川南鳥フル

2016年12月21日

 高病原性鳥インフルエンザは、国内では2004年に山口県の養鶏場で79年ぶりに確認され、その後は数年おきに全国で発生している。この冬の殺処分数は北海道、青森、新潟県と本県を合わせて97万羽となった。04年以降で被害が最悪となった10~11年冬の9県183万羽に次いで多い。


 大陸で夏を過ごした渡り鳥は樺太や朝鮮半島を経由して日本に入る。今年は韓国で爆発的に感染が広がり、殺処分数は1790万羽(19日現在)に上る。同様に、日本も拡大する傾向にある。


 県の委託を受け、11年から野鳥の調査を続ける日本野鳥の会県支部の前田幹雄支部長は「本県で2例発生した14年とカモの飛来のパターンが同じで多い」と指摘。「寒さが厳しくなると渡り鳥が本県へとさらに南下する恐れがあり、これまで以上の警戒が必要」と呼び掛ける。


(全文は21日付朝刊または携帯サイトで)

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