国富町在住の陶芸家岡井仁子(ひとこ)さん(81)は、28~30日に北海道稚内市で開かれる、ロシア・サハリン州ネベリスク市との友好都市提携45周年記念行事で、「野焼き」と呼ばれる作陶活動に参加する。岡井さんは34年前、同州上空で起きた大韓航空機撃墜事件で長男夫婦を亡くし、追悼の思いを込めて同州など各地で野焼きを行ってきた。創作に取り組むのは2013年に脳出血で倒れて以来で、「誘いを受けて前向きになれた。これを機に、私自身も再出発したい」と決意を新たにする。
(全文は12日付朝刊または携帯サイトで)【写真】北海道稚内市で行われる「野焼き」に参加する岡井仁子さん