ホーム 県内のニュース

本県は暴風域から抜ける 台風22号(午前11時現在)

2017年10月29日

 台風22号は29日午前11時現在、足摺岬の南南東約160キロの海上を時速約35キロで東北東へ進んでいる。本県は風速25メートル以上の暴風域から抜けた。


 宮崎地方気象台によると、降り始めの27日午後1時から29日午前11時までの総雨量は宮崎、日南市で450ミリ以上を記録。風も強く、延岡、宮崎市では最大瞬間風速30メートル超を観測した。宮崎、日南、串間市に出されていた土砂災害警戒情報、同市内全域に出されていた避難指示は解除された。


 県危機管理局などによると、午前10時現在、重軽傷者は2人。国富町深年では、同日午前8時ごろ、ニラ栽培用のビニールハウスの補強作業をしていた農業女性(79)が強風にあおられて転倒し、右太ももの骨を折る重傷を負った。


 住宅浸水は5棟だが、南部平野部を中心に冠水や土砂崩れなどが相次いでおり、確認中の情報もあるため、被害はさらに増える可能性がある。


 県内の主要道路、交通機関の状況は次の通り。(午後2時半現在) 
    ◆主要の道路通行止め 国道220号の小内海(宮崎市)-富土(日南市)、宮浦(同)-風田(同)。


  ◆JR 【特急列車】延岡-宮崎空港間は、始発から午後3時ごろまで運転見合わせ。宮崎-鹿児島中央間は、午後4時ごろに運転再開見込み。


 観光列車「海幸山幸」は終日運休。


 【普通列車】日豊線の佐伯(大分県佐伯市)-宮崎間は始発から午後3時ごろまで運転見合わせ。宮崎-都城間は運転再開までもうしばらく時間が掛かる見通し。都城-国分(鹿児島県霧島市)間は午後4時ごろ再開見込み。


 日南線の南宮崎-志布志(鹿児島県志布志市)間は、線路脇の土砂が流出しているため終日運転見合わせ。宮崎空港線の田吉-宮崎空港間は始発から午後3時ごろまで運転見合わせ。


 吉都線の吉松(鹿児島県湧水町)-都城間は始発から本数を減らして運行。


 ◆高速バス 遅くとも出発の1時間前に運行するかを判断。問い合わせは宮崎交通バス案内センター電話0985(32)0718。


 


(全文は30日付朝刊で)


 県内避難所情報
 台風の状況はこちら
 宮崎県 災害関連情報
 台風への備え

このほかの記事

過去の記事(月別)